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「菅」3氏「岸田」2氏、熊本県選出国会議員の支持 自民総裁選告示

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熊本日日新聞

 8日告示された自民党総裁選は、菅義偉官房長官が国会議員票で優位に立つ中、地方票の争いも激化している。熊本県選出の同党国会議員6人は、半数の3人が菅氏を支持。一方、岸田文雄政調会長が率いる岸田派には2人が所属しており、巻き返しを狙い、地元での支持拡大に躍起だ。  8日午前、都内のホテルであった岸田氏の出陣式。派閥領袖[りょうしゅう]の“初陣”を飾る場に、同派所属の金子恭之衆院議員(熊本4区)と馬場成志参院議員(熊本選挙区)の姿はなかった。地方票の掘り起こしで、県内にとどまっていたためだ。  今回の総裁選は、国会議員394票、地方141票の計535票で争う。各都道府県連には3票の割り当てがあり、熊本県連は党員投票の予備選を実施し、3票の行方を決める。  両氏は、次期総裁選を見越して8月に発足した県内の後援会「熊本岸田会」の準備に奔走した。この週末も熊本豪雨の被災地を訪ねる傍ら、党員投票での支持を呼びかけた。金子氏は「岸田さんには、熊本地震や豪雨の被災地をきめ細かく視察してもらった。地方を重視する人で、次の総理、総裁にふさわしい」と話す。

 主要派閥の支持を取り付けた菅氏と比べ、劣勢とされる岸田氏。馬場氏は「厳しい情勢だが、今回の苦労は必ず“次”につながる」と強調。菅氏らを上回る県内得票を目標に掲げる。  一方、坂本哲志衆院議員(熊本3区)が事務総長を務める石原派と、木原稔衆院議員(熊本1区)、松村祥史参院議員(熊本選挙区)が所属する竹下派は、菅氏支持でまとまる。  坂本氏は菅氏の推薦人に名を連ね、陣営の選挙対策本部で九州の地方票獲得を担う。岸田派の追い上げを警戒しつつ、「地方議会出身のたたき上げで、2世議員でもない。仕事も緻密だ」と共感を寄せる。同じく石原派に所属する野田毅衆院議員(熊本2区)は今回、総裁選の選挙管理委員長を務めることから「公平公正を旨とする立場であり、差し控えたい」と、現時点では支持候補を明かしていない。  竹下派は、2018年の前回総裁選で衆参で支持候補が割れた。その経緯から、松村氏は「一つにまとまったことはよかった」と派閥の結束に安堵[あんど]の様子。首相補佐官の木原氏は「政権が倒れた後の総裁選ではない。安倍路線の継続が求められており、菅氏が適任だ」と訴える。(並松昭光、嶋田昇平)

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