中村憲剛さん、川崎での引退試合で「先輩」澤穂希さんと対戦…槙野智章さんは神戸で本田圭佑とプレー
Jリーグを盛り上げた名選手たちの引退試合が14日、各地で行われた。4年前に現役を退いた元日本代表MF中村憲剛さん(44)はJ1川崎の本拠地で豪華なメンバーとプレーし、約2万2000人の観衆を沸かせた。
現在は解説者、指導者として活躍する中村さんは、小学生時代に同じクラブの先輩だった元なでしこジャパン主将の澤穂希さんが率いる女子チームや、日本代表や川崎でゆかりのある選手らと対戦した。おしゃれな浮き球でアシストし、相変わらず高い技術を披露。「これだけ多くの方が来てくれて本当に幸せ者だと思いました」とあいさつした。
2022年に現役を退いた元日本代表DF槙野智章さん(37)はJ1神戸のスタジアムで、ともに18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会を戦った本田圭佑や、神戸に在籍した元ドイツ代表FWポドルスキらとプレー。PKで先制点を奪うなど奮闘し、セレモニーでは「第2章は監督。日々勉強して唯一無二の新しい監督像をつくりたい」と抱負を語った。
J2仙台のホームを熱気に包んだのは、昨季引退した元北朝鮮代表MF梁勇基さん(42)。東日本大震災の起きた11年にJ1で4位、12年にクラブ史上最高の2位という躍進を支えた立役者は、被災地を勇気づけた当時のチームメートらとともにファンに感謝を伝えた。