張本、伊藤らシード組が登場 男女ダブルスも本戦開始<WTTスターコンテンダードーハ>
<卓球・WTTスターコンテンダードーハ 3月5日~13日> 卓球の新国際大会WTTのスターコンテンダードーハの本戦が8日からスタートし、男女シングルスで日本勢は計9選手が2回戦に駒を進めた。 【画像】WTTシリーズ2連勝を目指す伊藤美誠
森薗・大藤が1回戦を突破
男子シングルス1回戦には、森薗政崇(BOBSON)と宇田幸矢(明治大学)が出場した。 森薗はジョン・パーソン(スウェーデン)と対戦。森薗は、キレのいいフットワークと得意のチキータが冴えわたり、ゲームカウント3-1で勝利した。対する宇田はアフメド・サレ(エジプト)と対戦し、ゲームカウント1-3で敗北。宇田にとっては、先日のWTTコンテンダードーハから2大会連続の初戦敗退となった。 勝利した森薗は、2回戦でリオ五輪ベスト8の実力者、クアドリ・アルナ(ナイジェリア)と対戦する。 女子シングルス1回戦には、大藤沙月(四天王寺高)と木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)が出場した。 大藤はシャン・シャオナ(ドイツ)と対戦。ロングサービスからの徹底した戦術を展開し、ゲームカウント3-1で勝利した。対する木原は申裕斌(シンユビン、韓国)と対戦。約1週間前のWTTコンテンダードーハでは、木原が3-0のストレート勝利を収めていたが、今回は申裕斌がゲームカウント3-1で勝利し、木原はリベンジを許す形となった。 勝利した大藤は2回戦で、先日のWTTコンテンダードーハで石川佳純(全農)を追い詰めた、チャン・リリー(アメリカ)と対戦する。
張本・伊藤らシード組が登場
大会4日目となる9日は、男女シングルス2回戦と男女ダブルス1回戦が行われる。男女シングルス2回戦からは、本戦1回戦をシードとなっていた、張本智和(木下グループ)、水谷隼(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)、石川佳純(全農)、早田ひな(日本生命)が登場する。 今大会第1シードの伊藤は、2回戦でマニカ・バトラ(インド)と対戦する。WTTコンテンダードーハを制して、WTT大会2連勝を狙う伊藤にとっては、今大会の命運を占う重要な一戦だ。実力を発揮して、優勝への一歩を踏み出せるか。 男子シングルスでは、同じく第1シードの張本は2回戦でサイチヤン・グナナセカラン(インド)と対戦する。グナナセカランはインド代表として数多くの国際大会に出場し、Tリーグの岡山リベッツにも所属する実力者。過去には張本に勝利した経験もあり、張本にとっては1回戦から難敵を迎えることとなった。 また、今大会には先日のWTTコンテンダードーハには参加していなかった、水谷と丹羽も参戦する。水谷は2回戦で邱党(キュウダン・ドイツ)、丹羽はグスターボ・ツボイ(ブラジル)と、ドイツ・ブンデスリーガで活躍する2選手とそれぞれ対戦する。水谷と丹羽は、五輪代表選手としての矜恃を保てるか。