『麒麟がくる』佐々木蔵之介、秀吉と光秀の関係を語る 「とても楽しみでありヒヤヒヤしてます(笑)」
毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)。このたび、佐々木蔵之介よりコメントが寄せられた。 【写真】“徳川家康”風間俊介も第31回に登場 本作は、大河ドラマ第29作『太平記』の池端俊策が脚本を手掛けた戦国時代劇。織田信長の家臣として知られ、日本史の一大事件のひとつ「本能寺の変」を起こした智将・明智光秀(長谷川博己)を主役とし、その謎めいた半生に光を当てていく。 佐々木が演じるのは、信長の後を継ぎ、天下人となる木下藤吉郎(豊臣秀吉)。11月8日の第31回では、「金ケ崎の退き口」が描かれ、藤吉郎も大奮闘し、彼の人生にとってのターニングポイントとなる。 佐々木は『麒麟がくる』出演で初めて知ることも多いようで、「戦国武将と幕府と朝廷が駆け引きをしながら物語が進行していくので、とても興味深く、あらためて歴史の勉強をさせて頂いています(笑)」と自身も学びながら作品に取り組んでいることを明かす。 藤吉郎(秀吉)が後に光秀の最大のライバルとなることについては、「光秀に対して『蹴落としてやるぞ』とか『ライバルだ』とかは、この段階ではまだ思い至っていないのでは……?? むしろ、戦友といいますか、仲間の絆も少し感じているような。この二人の関係性がどこから変わっていくのか、とても楽しみでありヒヤヒヤしてます(笑)」とコメントを寄せた。 ●佐々木蔵之介(木下藤吉郎役)コメント 戦国時代には「数多の武将が群雄割拠」、程度の認識でしたので、京の都でこの様な魑魅魍魎な出来事が蠢いていたとは……不勉強でした。戦国武将と幕府と朝廷が駆け引きをしながら物語が進行していくので、とても興味深く、あらためて歴史の勉強をさせて頂いています(笑)。 藤吉郎は武士へと成り上がりましたが、従来の武士とは明らかに異質。貧民で物売りという出自から来る“藤吉郎なりの武士”と言いますか、発想点が違うように感じています。武力による合戦で勝利するのではなく、情報戦略でもって調略と謀略を操り、戦わずして勝ち奪る。そして、そんな戦法を積極的に取り入れたのが信長だったのでは、と。結果、信長の下で活躍の場を広げ、破竹の勢いで出世するのです。信長が、身分に関わらず、能力のある者を評価してくれることに、藤吉郎はとても喜びを感じている様に、演じていて体感します。 『光秀最大のライバル』の秀吉。ただ、この時点では、織田家臣団の中ではまだまだ下っ端。何とかのしあがろう、何とか殿に認めれるよう功績を残そう、と奮闘している最中。光秀に対して「蹴落としてやるぞ」とか「ライバルだ」とかは、この段階ではまだ思い至っていないのでは……?? むしろ、戦友といいますか、仲間の絆も少し感じているような。この二人の関係性がどこから変わっていくのか、とても楽しみでありヒヤヒヤしてます(笑)。 監督からは、藤吉郎は命を落とすことも怖くない、覚悟を持って生きている人だと伺いました。藤吉郎には知恵と勇気があります。命を賭して戦う勇敢さが、彼の能力を更に発揮させているのではないかと思います。 第31回で描かれる金ケ崎の退き口は、藤吉郎にとって大きなターニングポイントのひとつとなります。 是非、注目してご覧ください。 (リアルサウンド編集部)
リアルサウンド編集部