ハナコ岡部大、中山秀征の長男・翔貴に「“おうちではどんな感じ?”と聞いたら…」
今回、ご紹介するのは、『しろめし修行僧』。人気芸人トリオ・ハナコの岡部大さんが修行僧・たくあん役でドラマ初主演を果たした、グルメドラマです。岡部大さんと、たくあんの弟・つぶあんを演じた中山翔貴さんにお話をうかがいました。 【画像】ハナコ岡部大さん、中山翔貴さん、ananwebオリジナルのインタビューショットはこちら!
「食べっぷりと惚れっぷりを楽しんでいただきたいです」
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 110 『しろめし修行僧』は、“白飯に合う最高のおかずとは何か”という究極の問いに迫る新たなグルメドラマです。 主人公は、ラッパーを目指しているものの、ほぼニートのような生活を送っている寺の息子・米田たくあん(岡部大さん)。 見かねた寺の住職である父・こしあん(松平健さん)から命じられたのは、“托鉢”の全国行脚修行! 行く先々で登場するしろめしに合うおかずやその土地で出会うマドンナとの恋模様。 同じく修行中の親友・ぶりあん(犬飼貴丈さん)との友情など、心がほっとあたたまる見どころが大盛りのドラマです。 ーーオファーをいただいたときのお気持ちを教えてください。 岡部さん 最初は嬉しさよりも驚きのほうが大きかったです。まさか自分がドラマで主演をさせていただくなんて思ってもみませんでしたから。 実は、『考えすぎちゃん ON TV ~ワンクールだけの大冒険』(2021年/テレビ東京)という番組で、祖父江さん(『しろめし修行僧』のチーフプロデューサー)、濱谷さん(『しろめし修行僧』とファーストサマーウイカさん主演ドラマ『私(あたい)のエレガンス』のプロデューサー)とご一緒させていただいたことがあって。 そのとき、ファーストサマーウイカさんと僕が、「ぜひお願いします」と売り込みをしたんです。 まさか、4月クールのドラマに、ウイカさんと僕をそれぞれ主演に起用していただけるとは。 ーープロデューサーの方々、その場の社交辞令ではなく、有言実行なところがかっこいいですね! 岡部さん 本当にそう思います。『考えすぎちゃん』さまさまです(笑)。いただいた台本を読ませていただき、“僕が演じるしかない”と、さらに、やる気満々になりました。 中山さん 僕はバイトの休憩中に、マネージャーさんから出演のお電話をいただいて。その瞬間、嬉しさと緊張する気持ちでいっぱいになりました。 ーー中山翔貴さんのお父さまは、岡部さんの事務所の大先輩でもある、人気タレントの中山秀征さんです。超がつくセレブリティなのに、バイトをされているんですね。 岡部さん お坊ちゃまお坊ちゃまされている方かなと思ったら、すごく自立した良い子なんです。僕は秀さんに大変お世話になっていて。秀さん、翔ちゃん、次男さんと3人で、僕の単独ライブを見に来てくださったこともあるんです。 中山さん 岡部さんの単独ライブ、本当に面白かったです! 岡部さん 今回、共演が決まったときに、秀さんからLINEをいただき、“しごいてやってくれ”と言われ、“一緒に頑張ります”とお伝えしました(笑)。翔ちゃんとご一緒できて良かったです。秀さんという共通のお話ができますから、撮影の合間に、“お父さんはおうちではどんな感じなの?”と聞いたこともありました。 ーー中山さん、中山秀征さんは、おうちではどのような方ですか?(笑)。 中山さん テレビで観る印象と同じだと思いますが、家の中のことはぜんぶ母が主導で決めています。 ーー岡部さんは新婚さんですから、参考になりますね。 岡部さん 僕も妻に決めていただくのが、夫婦円満の秘訣なのかなと思っています(笑)。 ーー出演が決まって、中山秀征さんはどのようなアドバイスを? 中山さん 「素晴らしいキャストの方々が揃っているので、その方々から吸収しながら、全力で頑張るしかない」とアドバイスいただきました。 岡部さんはリアクションが素晴らしくて、表情だけでも面白いんです。笑いをこらえるのに必死でした。 松平健さんは、ドラマの小道具のお茶碗を指して「これくらい食べれるの?」や、「このドラマのために坊主にしたの?」など、やわらかい声で話しかけてくださいました。 ーー今回、中山さんを坊主頭にしたのは、中山秀征さんだとお聞きしました。 中山さん 撮影の前日に、必ず剃ってもらっていました。 岡部さん 野球部時代はどうだったの? 中山さん 高校時代から、ずっと家で剃ってもらっていました。 ーー頭を剃るのが、とてもお上手ですね。 中山さん 慣れているからだと思います。 ーー岡部さんの食べ方は、豪快なのにとても美しいです。意識して演技されているのでしょうか? 岡部さん もともと食事のマナーには、厳しい家庭に育ちました。それと、食レポや大食いのお仕事で、ギャル曽根さんとご一緒する機会が多くて。 ギャル曽根さんはどうしてこんなにおいしそうに、そしてキレイに食べることができるんだろうと、いろんなところを見て学ばせていただきました。 ギャル曽根さんは、大きいけれどギリギリ口の中からはみ出さない、絶妙な一口の取り方がとても上手なんです。 まだほかの方がコメントをしていて、自分が食べる順番が来る前に、キレイな一口を作って準備をされているんです。 ーー美しく食べるには、テクニックが必要だったんですね。この後、中山さんが食べるシーンはありますか? 中山さん ぶりあんとつぶあんのスピンオフで、食べるシーンがあるのでぜひそちらも観てもらいたいです。 ーーイケメンなおふたりのスピンオフが放送されたら、さらに『しろめし修行僧』のファンが増えそうですね。 岡部さん 僕は撮影現場に行くことができなかったのですが、本編とはガラリと違った雰囲気で、良い意味でぶっ飛んでいて面白いらしいですよ。 ーー役作りで工夫されたことはありますか? 中山さん 僕は長男で、弟が3人いるんです。そのなかに、生意気だけど憎めない弟がいて。つぶあんの絶妙な弟感は、自分の弟をお手本にしました。 ーー印象に残ったハプニングがあれば、教えてください。 岡部さん 修行僧の衣装を着てスタンバイしていたら、通りすがりのお年寄りの方に、手を合わせられました(笑)。 ーーまるで第1話の冒頭シーンのようですね(笑)。中山さんは本作が俳優デビュー作となります。思い出のシーンはありますか? 中山さん 初めて撮影を行う日に、段ボールを置くシーンがあったのですが、なかなか決められた位置に置けなくて。NGを出してしまい、汗だくになったことを覚えています。岡部さんに「イケる、イケる」と励ましていただき、乗り切ることができました。 ーーちなみに、ご家族の方々は、本作をご覧になりましたか? 中山さん 家族全員で第1話を鑑賞しました。みんな、面白かったと言ってくれました。 ーーそれは何よりも嬉しい言葉ですね! 最後に、ドラマの見どころをお願いいたします。 中山さん なんと言ってもおいしそうに食べる岡部さん。そして、松平健さん演じるこしあんと僕が呪詛をかけるシーンです。毎回のお約束で、酸っぱかったり辛かったりといろんな呪詛で岡部さんを苦しめるので、楽しみにしていただきたいです。 岡部さん 食べっぷりと、マドンナへの惚れっぷりを楽しんでいただきたいです。惚れて食べて振られて帰るという流れとともに、エピソードごとに描かれるマドンナとの人情話を観ていただきたいです。 それと、話が進むにつれて、たくあんとぶりあんの過去が明らかになるんです。次第にふたりの絆が強くなる様も楽しんでいただきたいです。