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5分でわかる! 知っておきたい基礎知識「アルコール消毒液の正しい使い方は?」

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多くの会社や飲食店の入り口には、アルコール消毒液が置いてある。しかし、正しい使い方をしている人は、あまりいないようだ。 【イラスト】アルコール消毒液の使い方と選び方 そこで専門家にアルコール消毒液に関するさまざまな基礎知識を教えてもらった。これで新型コロナ第2波による拡大感染を防げ! * * * ■消毒液をつけたら1分間待つ! 日本の経済活動が段階的に再開されつつある一方で、全国の新型コロナウイルスの新規感染者数は再び増加傾向にある。 施設に入る際の手指のアルコール消毒など、「新しい日常」のルールは今も変わることはないが、消毒液のボトルをワンプッシュして手に取り......。 「ん? このアルコール消毒液って、どのくらいの量を取るのが正しいんだろう? けっこう、みんなバラバラなのだが......」 そんな疑問を北里大学大村智記念研究所ウイルス感染制御学研究室1の片山和彦教授に聞いた。 【1】アルコール消毒液の量は、どれくらいが適量なんですか? 片山 きちんと下までワンプッシュ。アルコール消毒液が下にたれないくらいで、手のひらも手の甲も全体が濡れるくらいの量を手に取ってください。 そして、手全体に塗り広げたらこすってはいけません。親指を中に入れ、手をグーにして1分間待つ。その後、塗り広げながら乾かしましょう。 ――1分間って長いですよね。 片山 長いです。ただ、新型コロナウイルスの不活化の実験の最小単位が1分なんです。1分間のアルコール消毒液との接触で新型コロナウイルスの不活化の効果が確認できました。これが10秒で不活化するのか、30秒で不活化するのかはわかりません。ですので、1分間は待ってください。 【2】アルコール消毒液のアルコール濃度が高いともっと効果があったりしますか。 片山 実験は10%、30%、40%、50%、70%、90%の濃度で行ないました。すると、50%、70%、90%で完全に不活化できました。ということは50%以上であれば、新型コロナウイルスを分解できる。それ以上濃くても、もったいないだけです。 ――そうですね(笑)。 片山 一般的なアルコール消毒液は、だいたい70%前後で作られています。それなら、ご家庭の水道水で1、2割薄めても大丈夫ですよ。 【3】50%以下のアルコール消毒液だと、効果はどうなるんでしょうか。 片山 50%以下だと、10分の接触でも不活化し残りがあり、完全に不活化できませんでした。 ――じゃあ、ダメだということですね。最近はアルコール濃度の低い消毒液も売られているみたいなので、注意しなければいけませんね。 片山 そうですね。ひとつの目安としてボトルに「火気厳禁」と書いてあるかないかで判断するというのがあります。「火気厳禁」と書いてあれば、アルコール60%以上ですので、それを購入するといいでしょう。

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