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【ガイアックス社長・上田祐司】日報はYouTube、辞める時はツイッター

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BUSINESS INSIDER JAPAN

リアルでないといけないものは「ない」

3月時点で株主総会もオンラインでやってしまったので、会社としてリアルの場で行わないといけないことも、もうないんじゃないかなと感じています。自分でも、「いや、リアルでないといけないものがあるのでは?」と一度疑って、考えてみたりもしたのですが……ない。 オンラインの株主総会は、リアルとハイブリッドで行うなど、まだ世間的には試行錯誤中のところが多いです。確かに、株主総会自体にもともと腫れ物に触るようなところがある。 慣れているはずの大企業でさえ、リハーサルを3回も4回もやる。2期4年で社長が交代すれば、社長も慣れていない。一般的には、そんな中で、さらにオンライン化なんて……(無理だ)ということなのでしょう。 うちでも「法令上、必要とされる“会場”とは何を指すのか」という点については、議論になりました。でも、会場さえあれば人はいなくてもいいはず。そこで、会場には端末 と設置のためのスタッフ、執行役員1人 。ほかは議長以下、全員リモートでの参加でやってみたら、結果、普通にできました。 遠方で、 議決権行使書(議案に対する賛否を記す)をすでに郵送済みだった 株主からも、「オンラインなら出席したい」と言われ、参加していただくこともできました。

コロナは会社員が自立するためのものすごいチャンス

うちのように、IT系でSNSを扱う会社でも、あらゆる企業活動のオンラインへの全面移行について、全く問題がないとはもちろん思っていません。 例えば、新人について。入社したという帰属感が得られず、精神的に不安を感じていたり、日本では新人の育成はOJTが基本。オンラインだとうまく教えられない。新人のやれる仕事もないといった問題があると知っています。 帰属感に関しては、気持ちとしてはわかります。でも逆に、コロナは「会社員が精神的に自立する」、そのためのものすごいチャンスだと思うんです。もう企業に人生を賭けたり、依存できない時代になったことは自明の理です。また本来、人間は会社に認められるより、社会に認められたい生き物。 コロナで会社から精神的にも物理的にも離れた分、会社ではなく、社会とよりつながるチャンスができた。本当に大きな変化が起きていますよね。 だから、このコロナ時代に新入社員になったということは、実は、とてつもなくラッキーなこと。僕はオンライン入社式でうちの新入社員にはそう伝えました。むしろ、大いに希望を持ってほしい。

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