東海道・山陽新幹線に女性専用トイレ設置 JR東海初、今月から順次
JR東海は13日、東海道・山陽新幹線の車内にある共用トイレの約半数を女性専用に変更する計画を発表した。同社が車内に女性専用トイレを設けるのは初めて。今月以降から順次供用され、来年3月15日のダイヤ改定以降は全ての編成で設けられる予定だ。 【写真】東海道・山陽新幹線に設ける女性専用トイレの扉周辺のイメージ=JR東海提供 16両編成で運行する車両が対象で、奇数号車(多目的トイレを設置の11号車を除く)にある男女共用トイレ2カ所のうち1カ所を女性専用とする。扉にはピンク色の識別帯やピクトグラム、案内シールが貼られる。 今回の変更によって1編成に男女共用が9カ所、女性専用は7カ所、男性用(小用)は7カ所となる。女性専用トイレでは、便座を下げた状態が定位になるという。 同社によると、女性客が増加しており、女性専用トイレの設置を求める声が寄せられていたという。担当者は、「男性が入ったお手洗いで便座に座ることに抵抗感を示すお客様もいるのではないか。女性のお客様に快適にご利用いただきたい」と話している。(辻健治)
朝日新聞社