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永井家(唐津市呼子町)国登録文化財に 久留米大学本館も

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佐賀新聞

 文化審議会は17日、唐津市呼子町にある「永井家住宅店舗兼主屋(しゅおく)」など、29都府県の建造物196件を登録有形文化財にするよう萩生田光一文部科学相に答申した。秋にも答申通り告示される。登録されれば、県内の登録有形文化財(建造物)は45カ所111件になる。近くでは、福岡県久留米市の「久留米大学本館」が選ばれた。  永井家は江戸時代後期に建てられたとされ、建築面積は194平方メートル、木造2階建ての瓦葺き。当時の住居としてはかなり大きく、東側の土間の上部には吹き抜けの空間もあった。  町で捕鯨が盛んだったころには、廻船問屋を営む傍ら、周辺の捕鯨業者の管理責任者として、事務や経理なども担当していたという。当時の屋号は「対馬屋」。参勤交代の際、対馬藩主が宿泊に利用したとも伝えられている。  現在は酒屋を営んでおり、店主の永井正臣さん(78)は「この家を長く存続させることが使命」と自負する。古い町並みが残る町全体に関しても「呼子の住民の一人として、町並みを残すことに協力できれば」と話した。  久留米大病院の敷地内にある久留米大学本館は、旧制九州医学専門学校の本館として1929年に建築された。旧門司三井倶楽部(国重要文化財、北九州市)などを手掛けた松田昌平(1889~1976)が設計した。アーチ窓が印象的なロマネスク様式を基調とした格調高い建物で、現在も大学のシンボルとして建物内は事務室や会議室などに利用されている。  文化審議会はこのほか、国内最古の鉄製道路橋「出島橋」(長崎市)や建築家の藤井厚二氏が設計し、格子柄の天井など幾何学的デザインが施された「太田喜二郎家住宅主屋兼アトリエ」(京都市)も選んだ。今回の答申で登録有形文化財(建造物)の登録数は1万2881件になる。

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