“最大津波想定”宮古で初の住民説明会 住民「新たな避難所設置を」<岩手県>
岩手めんこいテレビ
岩手県が2022年3月に示した将来起こりうる最大クラスの津波の想定を受け、5月18日、宮古市で初めての住民説明会が開かれた。 住民からは「新たな避難所を設置してほしい」といった意見が出された。 宮古市で初となる住民説明会は、18日に鍬ケ崎地区で行われた。 この中で市の担当者からは、県の公表では、宮古市は地震発生から約36分後に宮古港で最大11.1mの津波が想定され、防潮堤が破壊された場合に鍬ケ崎地区では震災よりも浸水域が広がることが示された。 説明を受け、住民からは避難所についての意見が出された。 住民は… 「近くに避難所を、小さくてもいいから作ってほしい」 意見について市は、避難所となる施設の維持などに課題があり、今後検討していくと話した。 住民は… 「子供とかに、津波が来たら少しでも高いところに逃げることを伝えていく必要がある」 宮古市 芳賀直樹危機管理監 「公表されるものよりも、さらに詳しいものを知ることによって、市民の方々に理解していただき、私たちも対策を取っていくことが大事なこと」 説明会は、5月25日までに各地で合わせて7回行われ、市では今回の想定をもとに12月ごろまでにハザードマップを改訂し、住民に配ることにしている。
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