二次予選に進む恩田淳平が強固なラインを形成「2車より3車の方が仕事こなしやすい」
川崎競輪場の「大阪・関西万博協賛(GIII)」が11日に開幕。二次予選に出走する恩田淳平に話を聞いた。 初日特選では山岸佳太-諸橋愛の後ろの関東3番手。山岸が好位確保から渾身の捲りを打つが、先行した藤井侑吾のカカリも上々。恩田も内を気を付けながらコースを探していたが、最後は被ってしまい、8着スタートとなった。 「流れ的には理想通りだった。諸橋さんの動きを見つつ、内から来られないように注意していたが、外を踏もうとしたタイミングでごっそり行かれてしまった。最後はコースがなかったですね」と結果は8着だったが、しっかり3番手の役目をこなした。 ただ前検日にはアクシデントもあったようで「検査でチェーンが通らず、新しいモノを使ったが、嫌な硬さを感じた。自分は軟らかいモノを使っているのでかなり張って使ってみたけど、やっぱり気になってしまいましたね」。 気持ちを切り替えて臨む二次予選は山岸の番手回りとなり「山岸君のハコ回りは3場所前の松山振り。その時は準決勝、決勝と連係してどちらも1着を取らせてもらいました」と相性はバッチリ。 2車かと思われたが、宮城の荻原尚人がこの3番手を選択。これについては「自分が荻原さんにオファーしました。今回荻原さんには自分の持ってきた漫画を貸しているので(笑)。やっぱり2車より3車の方が自分も仕事をこなしやすいし、しっかり前後のことを考えて走ります」と強固なラインを形成する事に成功。 近況は番手の技術も増した印象のある恩田。仕事をこなして東ライン3人で好連係を決める。(アオケイ・松野記者)