グレイ、ムーア、ランクシャーら10代プレイヤーをどう育てる? スパーズ指揮官は「ヤマルのようなケースはレア」
慎重に育てる姿勢を示す
4日にヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第2節でフェレンツヴァーロシュと対戦したトッテナムは、かなり積極的なローテーションを見せた。 先発にMFアーチー・グレイ(18)、ルーカス・ベリヴァル(18)、FWウィル・ランクシャー(19)、そしてマイキー・ムーア(17)と、ティーンエイジャーを4人も並べたのだ。 彼らは近い将来クラブを背負って立つ存在になる可能性があり、チームを指揮するアンジェ・ポステコグルーもポテンシャルは高く評価しているようだ。 しかし英『London World』によると、トッテナム指揮官アンジェ・ポステコグルーはまだ完成されていない若手選手たちを慎重に育てていく必要があると語っている。10代の選手だからこそ気をつけるべき点があるのだ。 「スペインのヤマルは素晴らしいが、彼のようなケースはレアだ。17歳のような年齢から活躍するにはフィジカルの成熟だけでなく、メンタルの成熟も考慮しなければならない。まだまだ稀なケースだよ。ヤマルは間違いなくその1人だが、プレミアリーグでプレイしている17歳の選手はどれだけいるだろうか」 「マイキー(ムーア)はトップチームに入っており、それは彼が特別な才能であることを示している。しかし、それをどう育てていくのか注意深く考える必要がある。ただ彼をピッチへ送り出せばいいというものではない。特にプレミアリーグは、世界的に見てもフィジカル的にかなり厳しいリーグだからだ。アーチーやルーカスも同じで、注意が必要だよ」 グレイとムーアはフェレンツヴァーロシュ戦にフル出場しており、同じく先発したベリヴァル、ランクシャーにとっても貴重な機会となったに違いない。今後もカップ戦を中心に出番が与えられていくだろうが、ポステコグルーは彼らをどう育てるのか。怪我をしないためのコンディション管理など、慎重なプランが求められそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部