ひこにゃんグッズ、初の海外展開 滋賀県彦根市が中国で商標登録へ
滋賀県彦根市は、人気キャラクター・ひこにゃんのグッズを来春、中国で展開する。初めての海外進出で、中国で商標権を取る手続きに入る。 【写真】滋賀県彦根市のキャラクター・ひこにゃん 市エンタテインメント課によると、「日本の地場産業品と一緒に上海の百貨店で売りたい」と、中国に拠点を置く日本企業から提案を受けた。おもちゃ・ぬいぐるみ▽広告・オンラインショップ▽旅行用品▽衣服▽菓子の5分野で登録する。 先を越されないように、中国名は登録されるまで非公開だ。 ひこにゃんの新作イラストを増やしたり、国内の商標使用料を無償にしたり、市は露出度アップに余念がない。「反響次第で他国でも活躍させたい」ともくろむ。 彦根藩主を手招きして雷雨から救ったという「招き猫」が由来のひこにゃん。福も招いてくれるか。 なお熊本県は、くまモンを中国、韓国など17の国・地域で商標登録している。日本語、英語、中国語、韓国語の名前があり、中国名は「熊本熊」だ。(小西良昭)
朝日新聞社