物事を決められない人へ、それ「FOBO」かも。決断力を身に付ける5つのコツ
悩んだ時に決断するための5つのコツ
では、FOBOに悩んだ時にはどうやって決めればいいのでしょうか。 マクギニスさんがNew York Timesに語った方法は2つ。 時計に聞く 1つ目は、彼が「Ask the Watch(時計に聞く)」と呼ぶもの。 日常的な決断については選択肢を2つまでに絞ったら、時計の左右半分それぞれに選択肢を割り当てます。そして次に時計を見た瞬間に秒針があるほうの選択肢を選ぶという方法だそうです。 どのレストランへ行くか、どの服を着るか、どのホテルに泊まるかなどを決める場合に向いています。 プラス面マイナス面を書き出し読む 2つ目は重要なことを決断する時に使うべき、ベンチャーキャピタリスト的なアプローチ。それぞれの選択肢のプラス面、マイナス面を書き出して、声を出して読み上げます。 また、Harvard Business Reviewには『魔法の4秒』の著者ピーター・ブレグマンさんの決断するための3つの方法がありました。 習慣にしてしまう 有名な例では、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが同じ服を着るというものがあります。日常の状況で決断にエネルギーや時間を費やしたくない時に役立ちます。 「もし~なら~する」という考え方を取り入れる ブレグマンさんが挙げたのは、人の話が終わらないうちに口をはさむ人への対応例。 「もし、この人が私の話をあと2回邪魔したら、注意しよう」と、なかなか言い出せないような状況で決心して行動に移す方法を示しています。 ショッピングなら「もしセールになったら即買い」と決めて、それが実現したら購入すればいいんです(セールになるまで待っていたら自分のサイズが売り切れていることもあるんですが…)。 制限時間を設ける どの選択肢も同じように魅力的で、選んだ結果予測も不透明、時間をかけてもより良い決断ができるかどうか不明な時には、決断に締切を設定するこの方法がすすめられています。
悩んだら、FOBOを意識してみる
何かを決める時にFOBOに悩んでいるなと気づいたら、上記の方法を使ってみると効果があるかもしれません。 わたしがよく直面するFOBOはオンラインショッピング。今度決断に迷ったら時間制限を設けてみようと思います。 買う服を決めるというのはそれほど重要な決断ではないかもしれません。 でも、日常の小さなことで決断力を鍛えておくと、もっと大きな重要な決断をしなければならない時に納得ゆく決断ができるようになるでしょう。 ──2019年12月23日公開記事を再編集して再掲しています。 執筆: ぬえよしこ/Source: The Guardian, New York Times, HRB
ライフハッカー・ジャパン編集部