物事を決められない人へ、それ「FOBO」かも。決断力を身に付ける5つのコツ
「決断」は、日常生活で誰でもしていること。 でも、なかなか決断できなかった経験は誰にでもありますよね。
FOBOとは何か?
そんな時は、もしかしたら「FOBO」に悩んでいるのかもしれません。 FOBOとは「Fear of better options」の略。つまり何かもっと良い選択肢があるのではと思い、決断やコミットができないこと。 FOBOに悩む状況には、オンラインショピングで「もっと安い値段であるかもしれない」と思い購入を決められないようなことから(わたしです)、「もっと良い人がいるかも」と思って結婚に踏み切れないことまでいろいろあります。 FOBOという言葉を作ったのは、アメリカのベンチャーキャピタリスト、パトリック・マクギニスさん。彼はFOMO(Fear of missing out)という言葉の生みの親でもあります。 マクギニスさんは、FOBOは選択肢があるゆえの悩みなので、ネットでつながり何でも可能に思える裕福な現代社会の副産物だと述べています。たしかに、選択肢が1つしかなければそれしか選べないわけですから。 FOMOとは何か?
決断の仕方によって2タイプがある
The Guardianによると、人が何かを決める時にはふたつのアプローチがあるそうです。 maximiserタイプ:将来の利益まで考える 最初のタイプは、「maximiser」と呼ばれるタイプ。これはのちに最大の利益があるかどうかを念頭に決断する人たち。 車を買うとしたら、現在はそうではなくても将来必要になるかもと思って大きな車を買う場合だそうです。 satisficersタイプ:その時点の満足度を選ぶ 2つ目は「satisficers」です。「Satisfied」「sufficed」の造語で、その時点で満足できるかを基準に選ぶそうです。車の例でいえば、その時に満足できる車を買う人がこのタイプ。 2011年のフロリダ州立大学の研究では、maximiserとsatisficersを比較した場合、決断した結果に満足度が高いのはsatisficersの方だったそうです。 自分の傾向を振り返ってみると、わたしはsatisficersですね。自分の傾向を知っていると、FOBOに悩んだ時に役立つかもしれません。