インドネシア中銀、ルピア防衛へ「大胆な」介入
[ジャカルタ 13日 ロイター] - インドネシアの中央銀行は、ルピアに対する市場の信認を維持するため、外国為替市場で「大胆な」介入を実施した。ルピア相場は13日に一時、対ドルで4カ月ぶりとなる安値水準を付ける場面があった。 エディ・スシアント金融管理局長はロイターに「かなり大胆なトリプル介入を行った」と説明した。トリプル介入とは、スポット市場、国内ノンデリバラブル・フォワード市場、債券市場への介入を意味する。 局長は、ルピアへの信認を支援するための措置を続けると述べた。 ルピア相場下落の主要な原因としては、高い総合インフレ率など米経済の底堅さ、中国と台湾間の地政学的緊張の高まりなどを指摘した。 0555GMT(日本時間午後2時55分)現在、ルピアは対ドルで0.47%下落して、1ドル=1万5995ルピアで推移している。