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外出自粛でひそかなブーム? 「水引」作りの魅力、祝儀袋にするときのポイントとは

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オトナンサー

 新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、自宅にいる時間を楽しむ手段として、マスク作りをする人も増えましたが、日本の文化伝統の一つ「水引・折形」の手作りも、ひそかなブームになっているようです。コンビニで既製品を買うことの多いご祝儀袋や不祝儀袋を自分好みにアレンジできることから、女性を中心に挑戦する人が多いといいます。 「水引」の魅力や作り方について、水引講師として活躍する「結(むすぶ)ここちよ」の梅崎照美さん、マナーの専門家であるマナーズ博子さんに聞きました。

宮中への献上品に紅白のひも

Q.そもそも、水引とは何ですか。 梅崎さん「水引とは、和紙を『こより』にして『水のり』を引き固めたものです。『水のりを引く』ことから、『水引』と言われるようになりました。それを結ぶことで、(1)未開封であること(2)魔よけ(3)人と人とを結ぶという意味合いがあります」 Q.水引が誕生したのは、いつごろでしょうか。 マナーズ博子さん「諸説ありますが、飛鳥時代には既にあったようです。小野妹子が遣隋使(けんずいし)として持ち帰った献上品に、紅白に染められたひもが結ばれていたことから、日本でも、贈答品に紅白のひもを結ぶようになったと言われています。 その後、宮中への献上品に紅白のひもを結んで献上するようになり、やがて、一般庶民にも慣習として広まりました。お中元やお歳暮もそうですが、日本の慣習は元をたどれば、中国に由来するものが多くあります」 Q.今、水引がひそかなブームになっているのはなぜですか。 梅崎さん「3年ほど前から、和小物が注目されていましたが、今年はコロナ禍で自宅にいる時間が多くなり、『自宅でできること』を考えたときに、マスク同様、自分で何かを作って使用したり、誰かに贈ったりしたいという気持ちが強まっているのだと思います」 Q.水引は自分で簡単に作れるのでしょうか。 梅崎さん「はい。必要な道具(はさみ、のり)があれば作れます。最初は基本の『あわじ結び』を紅白で、1本から始めてみるとよいでしょう。1本で結べたら、2本、3本と増やしていきましょう。1つ自分で作ることができたら自信もつき、達成感や楽しい気分を味わえます。基本の結びができるようになれば、さまざまな形を応用として結べるようになります。 作り方は書籍もありますし、ワークショップなどでも学べます。私はもともと、介護で自宅から出ることができなかったので、動画を見て結び方を習得しました。現在は、オンラインで学ばれる方も多くいらっしゃいます」 Q.自身で祝儀袋などを作るメリットを教えてください。 梅崎さん「市販されている祝儀袋は折形や水引の形が限られていますが、お相手のご希望や用途に合わせて、オリジナルのデザインで作ることができます」 マナーズ博子さん「折形や水引のデザインを考えるときに、忘れてはいけないことがあります。それはマナーを知っているかどうかということです。どんなに見た目がすてきなデザインでも、マナーの『型』を伴っていなければ本末転倒、失礼な贈り方になってしまいます。水引細工を習得することで、マナーも一緒に学べて一石二鳥です」 Q.祝儀袋を作るときに注意すべきことは。 梅崎さん「お祝い事とひと言でいっても、進学祝いもあれば結婚祝いもあります。前者のように何度お祝いをしてもよい慶事には、解きやすく、何度でも結び直せる『ちょう結び』、後者のように、一度きりと考えられるお祝いには、解くことができない『固結び』と呼ばれる『あわじ結び』など結び方に注意が必要です」

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