井端、ドラフト候補社会人No.1右腕を直接チェック! ドラゴンズ向けオススメ選手も大公開!
栗林『ヘッドコーチから“社会人野球は一発勝負だから。気を抜いた一球で負けることがあるから全力で行け!”と言われて、練習からしっかり準備して全力でやっています』 練習から全力でプレーすることで、試合ではより力を発揮する可能性が増す。井端さんは彼の姿勢に感銘し、プロでの活躍に太鼓判を押した。そして彼の投げる球を実際に見て、その思いはより強くなったようだ。
大きく影響を与えた、ふたりのプロ経験者
バッターボックスに入ってピッチング練習を間近で見た井端さん。プロの目として率直なる感想を述べた。 まずはストレート。コントロール、角度ともよく、右打者への内角ストレートは抜群。最も自信のある球種フォークボールにはスピードもあり、落差もあって、プロの打者でも手こずると高評価。続けて総括を口にした。
井端『しなやかさもあり、パワーもあるピッチャー。大瀬良(広島)、マエケン(前田健太・ミネソタツインズ)タイプ。これにさらにパワーをつければ菅野(讀賣)級に』 さらに続ける。 井端『ストレートについて、アウトコースはカット気味に、そしてインコースには食い込んでくるんで、内外角に甘く入ってこないのが印象に残りました。また本人曰く、フォークボールに自信がないと言っていましたが、カウントを取るフォークが速くて、シンカー気味に来ます。このボールを有効に使っていけば間違いなく新人王、将来はエース級になれる器』
大瀬良?マエケン?菅野?新人王?そしてエース級!?絶賛の嵐とはこのことを指すのか。 無名だった高校時代からドラ1級のピッチャーに成長した理由には先述の山内さん、そしてトヨタ自動車でバッテリーを組む、ベイスターズからホークスでプレーした実績を持つ細山田さん、ふたりの“プロ経験者”の教えに影響があったのは確かだ。投手としての考え方プラス、打者を抑えるためのリードを理解した結果がスキルアップにつながったのは言うまでもない。ふたりに出会ったことで栗林投手は確実にピッチャーとしての“経験値”は高まった。