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東京で「長寿体操」普及 指導士の粟国さん「一生続ける」

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琉球新報

1級ラジオ体操指導士 粟国政美さん(80)  14年前に定年退職して、朝に公園を散歩していたら、ラジオ体操のグループがあった。参加してみたら、爽快で気持ちよかった。運動は嫌いだったのに心に光が差し込んだようで「運命だ」と感じ毎日通うようになった。今は生活の一部で「体操しないと一日が始まらない」。  10年ほど前に全国ラジオ体操連盟認定「ラジオ体操指導士」の資格を取得した。歴史や体操の効果などの座学に加え、ラジオ体操第1、第2、みんなの体操の実技、さらには発声訓練を経て、合格するとバッジと指導者証がもらえる。最初は2級、数年前に全国で指導できる1級(金バッジ)へと着実に進級した。  夏休みは町内会からの依頼で地域の小学校、公園、神社に赴く。区や都のスポーツ大会の開会式で壇上指導などにも関わる。  所属する世田谷区羽根木公園の体操会は多い時は約250人が集まる。高齢者は朝起きて毎日決まった時間に、決まった場所に行き、決まったことをする。「これが大切なんだ。僕も妻が他界して一人だが、休むと心配されるので夜ふかししない。自分を律して酒も飲まなくなった」と体操に懸ける思いを語る。  7月29日に80歳になったが、健康で足も丈夫だ。それもラジオ体操のおかげ。2月には世田谷区から「生涯スポーツ功労者賞」を受けた。  那覇商業高校の同期会で沖縄に戻った。同期生と体操し、翌朝は息子が住む那覇新都心のラジオ体操に子や孫と参加した。  7年前に東京沖縄県人会に入会した。カチャーシーとラジオ体操は皆でできると気が付き、うちなーぐちラジオ体操を「長寿体操」と命名して普及活動も始めている。「僕は一生続ける」と決意を新たにしている。  (山川夏子首都圏通信員) ………………………………………………………………  あぐに・まさみ 1940年7月那覇市生まれ。東京都在住。垣花中学校、那覇商業高校卒。両校で生徒会長を務めた。71年に上京、会計事務所、レブロンやアグゾノーベルなど外資系企業の東京支社で経理統括部長として活躍。東京沖縄県人会会計や1級ラジオ体操指導士を務める。

琉球新報社

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