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女性を「奴隷」にした性搾取「n番部屋」事件の創始者「ガッガッ」は24歳の大学生だった

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ハフポスト日本版

韓国警察は、女性に対する性的搾取によって作られた映像などをテレグラム上で共有していた「n番部屋事件」で、このチャット部屋を最初に作ったとされる「ガッガッ」の身上公開を決定した。容疑者の本名はムン・ヒョンウクで、1995年生まれの24歳だ。首都圏のある大学に在学中で、理工系の4年生だという。 5月13日、慶北地方警察庁は、身上公開委員会を開き、ムン・ヒョンウク容疑者の身上公開を決定した。不特定多数の女性を「奴隷」と呼び、性搾取映像を制作し流出するなど犯行手法が悪質であり、繰り返し行われていたという理由からである。 警察は、5月18日にムン・ヒョンウク容疑者を検察に送致する際、彼の顔を公開する方針である。 ムン・ヒョンウク容疑者は、未成年者を含んだ多数女性の性搾取映像を制作し、流出させた疑いがある。また、児童福祉法違反や、刑法の強要や脅迫などの疑いも適用された。 また、東亜日報によると、ムン容疑者は5月9日、警察で6時間の取り調べを受けている最中に、過去に発生した大邱高校生への性暴力事件も自身が指示したものだと自白した。 ムン容疑者が言及した事件は、2018年12月に大邱市内で発生した性暴力事件だ。 当時、高校生に対する性暴力の疑いで懲役刑を宣告された20代男性のA氏は、SNSで出会った「氏名不詳者」を通じ、被害者に会ったという。A氏は被害者を性的に暴行した後、その様子を映像で撮り、氏名不詳者に送った。その映像は、「n番部屋」で最初に流出されたものとして伝えられている。 この時、A氏は、性暴力の疑いで一審で懲役3年を宣告された。しかし、A氏に指示をしていた「氏名不詳者」は不明だった。今回の取り調べ中に、ムン容疑者はその時の「氏名不詳者」も自分であると語ったという。 警察は「(ムン容疑者が)善処を訴える方向に回ったようだ」と述べた。 ムン・ヒョンウク容疑者が検挙されたのは5月11日。彼を最後に、これまで「n番部屋事件」で警察が捜査を続けてきた主要な運営者たちは大部分が逮捕されたことになる。 ムン・ヒョンウク容疑者が作った「n番部屋」を模倣し作られた「博士部屋」のチョ・ジュビン容疑者(通称「博士」)、その共犯のカン・フン容疑者(通称「ブッタ」)、イ・ウォノ容疑者(通称「イギヤ」)は、逮捕後に身上が公開された。 「プロジェクトn部屋」のぺ容疑者(フルネームは発表されていない/通称「ロリテジャンテボム」)も逮捕されている。 韓国の「n番部屋事件」とは? チャットツール「テレグラム」上で発生した韓国の事件。犯人グループはSNSで女性をだまして性的な写真を入手し、それを元に脅迫する手口でさらにエスカレートした性的搾取画像や映像を送らせたりしていた。画像などは複数の有料チャットルームで共有され、金を払った会員26万人(重複含む)がそれを見ていた。被害者の女性は未成年を含む多数にのぼり、一連の事件で140人が検挙されている。韓国政府は、会員になって閲覧していた者も含む全員を厳正に調査し、処罰する方針だ。

ハフポスト日本版編集部

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