春トマト、栄養価高く 北陸最大産地・石川県小松市で出荷開始
北陸最大のトマト産地である小松市で6日、春トマトの出荷が始まり、地元農家7軒がJA小松市野菜総合集出荷場に丸々とつややかに育った約1トンを持ち込んだ。トマトは機械で選果、箱詰めされ、金沢や小松の市場に運ばれた。7日には店頭に並ぶ。 JA小松市によると、市内では農家40軒が品種「桃太郎はるか」を中心に6・7ヘクタールで作付けしており、7月末までに例年並みとなる約680トンの出荷を見込む。5月中旬から大阪の市場にも運ばれる。 同JA春トマト部会の辻徳和部会長(46)=小松市向本折町=は「天候に恵まれ、栄養価も高く仕上がった。そのままでも甘みがあっておいしいし、加熱してスープなどでも味わってほしい」と話した。