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江戸時代 81日間の夫婦旅行 讃岐、日光めぐりの宿や料金解読

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北日本新聞

 射水市の「新湊古文書に親しむ会」(高嶋幸子代表)は、江戸時代後期の新湊で町年寄を務めた「柴屋」の文書2点を解読し、冊子にまとめた。町年寄が妻らと共に、西は備前(岡山)や讃岐(香川)から、東は江戸や日光(栃木)まで、81日間かけて巡った旅行の記録で、高嶋代表(91)は「今の時代でいえば、かなり大きな旅行だったのではないか」と話す。(牧田恵利奈)  柴屋の文書は射水市新湊博物館古文書整理室に約1万点が残されている。親しむ会は2017年度から解読に取り組んでいる。今回まとめたのは、昨年度判読した「道中日記帖」「両冊道中日記帖」で、天保13(1842)年、当時63歳の六代目彦兵衛と52歳の妻、使用人の長旅の様子が分かる。  記録には、日々の食事場所と宿泊所の名前や料金、神社仏閣などの観光地、買った物と値段などが記されている。お伊勢参りが目的の一つで、ほとんど歩いて移動しているが、時にかごや馬を利用。当時、夫婦での旅行は珍しいとされ、妻へのいたわりが感じられるという。

 旅行の10年前、彦兵衛の息子が町年寄見習いとなり、家業や町役を任せることができたため、高嶋代表は「隠居のつもりで大旅行したのでは」と推測する。  冊子は同博物館で1部900円で販売している。

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