Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【陸上】東京五輪競歩代表・東洋大の池田向希と川野将虎 「代表の自覚」と最後の日本インカレへの思い

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
4years.

日本インカレ2日目に男子10000m競歩決勝が行われ、20km競歩東京オリンピック代表の池田向希(東洋大4年、浜松日体)がレース序盤から飛び出し、一人旅に。大会新記録の38分41秒45で優勝を果たした。チームメイトであり東京オリンピック50km競歩代表の川野将虎(東洋大4年、御殿場南)は3位だった。2人にとって最後のインカレとなった今大会、思うことを聞いた。

レース展開に現れた五輪代表らしさ

男子10000m競歩は、20km競歩東京オリンピック代表の池田が圧倒的な強さを見せた。スタートから飛び出し1周目を1分28秒3(筆者計時)で通過。2位集団に15秒、約60mもの差をつけていた。 「オリンピックや世界陸上の代表として、学生だけの大会では負けられないと思ってスタートしました。代表の意地というか、責任感と自覚を持ってレースに出ました」 池田は6500m付近で、2位争いをする川野と古賀友太(明治大3年、大牟田)を抜き去った。川野も東京オリンピック50km競歩代表だが、50kmの練習に軸足を置いているため、現時点のスピードでは池田に分がある。 池田は38分41秒45と、東洋大の先輩である松永大介(現富士通、リオ五輪7位入賞)が2015年に出した大会記録(39分18秒04)を大きく更新。残暑に加え、60%を超える高い湿度のため自己記録には惜しくも届かなかったが、「最低限ではまとめられた」と安堵の表情も見せた。 川野は今大会にエントリーした時点では、池田と真っ向勝負をしようと意気込んでいた。ライバルとして、同じ静岡県出身の友人として、学生最後の日本インカレは真剣勝負をしたかった。 だが川野は夏まで、スピード面で強度の高い練習ができていなかった。左脚の大腿裏に軽い痛みが続いていたからだ。その後も50km競歩のトレーニングをする中で、10000m競歩の1km4分00秒を切るスピードを出すと、歩型にわずかな乱れが出ると判断。 競歩は3人の審判から警告を出されると失格してしまう(大会によっては4人)。今大会1週間前に「2位狙い」で歩くことを決めた。「日本インカレの優勝は池田に託して、自分は今やるべきことに徹しました。50km競歩でもレース展開によっては1km4分くらいにペースが上がることもあります。2位争いに勝つことで、50km競歩のペース変化に対応することができます」 だが、2位争いは残り1000mでスパートした古賀が、40分19秒92で制した。川野は40分35秒31。「古賀君が強かったですね。何回スパートしてもついて来られてしまいました」と、完敗を認めざるを得なかった。それでも、「ペースの変化があった中でも、警告は1枚も出されませんでした。東京オリンピックにつながると思います」と、1年後に向けて好材料も得た日本インカレになった。

【関連記事】

最終更新:
4years.