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【掛布論】自分のためがチームのため 個人の目標定めよ

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スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 阪神0―9中日(30日・甲子園)  阪神は大野雄の前に二塁すら踏めず、今季10度目の完封負け。阪神レジェンド・テラーの掛布雅之氏(65)=スポーツ報知評論家=は、工夫の見えない打線に苦言を呈すとともに、10月戦線に向けて提言。岡本を2本差で追う大山にキング奪取の発破をかけるなど、モチベーションを下げないため、個人目標を明確にしてプレーすべきと訴えた。  阪神打線の課題が改めて浮き彫りとなった。エース級に対しても、1軍半クラスの投手と同じスイングで臨んでいる。前日の7得点から一転、二塁すら踏めない沈黙。何度も同じことを繰り返してきた。今季10度目の完封負けは12球団最多だ。しっかり反省しないと、来季にもつながらない。  大野雄はストレートの威力、制球力が抜群で、同じ腕の振りで精度の高い変化球が来る。気持ち良く大振りしていては、攻略できるはずがなく、各打者がもっとコンパクトに振らないといけなかった。加えて頭の整理も必要だった。狙い球を絞るなり、コースを絞るなりの意図が感じられなかった。107球の球数が物語るようにファウルで粘ることすらできず、四球もなし。早仕掛けの打者にスタイルを崩せとは言わないが、工夫も必要だ。  残り34試合、巨人の背中が見えず、モチベーションの維持は難しい。10月からの戦いはチームよりも、個人の目標を定めた方がいい。自分のためにプレーすることが、チームのためにもなる。大山なら、2度とないチャンス、ぐらいの覚悟で本塁打王を狙うべきだ。打順が5番から3番に変わったのはメリット。打席数が増え、サンズの前でストライク勝負してもらいやすくなった。近本、サンズは打率3割という目標がある。数字だけでなく、小幡なら残り試合、エラーをしないことを目指すのもいいだろう。  大野雄は昨季の最優秀防御率タイトルの獲得を自信につなげ、さらに飛躍した。阪神の選手も各自が来季につながる「光」を見出してほしい。

報知新聞社

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