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演歌歌手の妻の支えと父になる責任感 高安2敗死守で初優勝へ「ベスト尽くしていきたい」

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中日スポーツ

◇20日 大相撲秋場所8日目(東京・両国国技館)  けがに泣かされ大関の座を失った高安が、“家族”の支えで初優勝へ向かっている。初顔合わせのくせ者・照強を、冷静にはたき込んで2敗を死守。「我慢して取ろうと思いました。まずは勝ち越しを目指して、しっかりベストを尽くしていきたいと思います」。オンラインのモニターに浮かべた温和な表情が、高安の落ち着きぶりをうかがわせた。  演歌歌手の杜このみと7月に結婚したことを場所前に発表。「子どもを授かりまして。来年の初めに生まれます。より一層、頑張らないといけない」。夫となり、これから父となる責任感があふれる。  体調や体重を管理する上で、なくてはならないのが奥さんの支え。「とてもリラックスして過ごしていますし、食事もそうですけど、いろんな面で気を遣ってもらっているので、精神的なサポートはとても大きい」と感謝する。  「この時期なかなか外出できませんので、食事の面ではだいぶ妻にサポートしてもらって、本当に感謝しています。毎日よく考えてつくってくれています。それで内臓も体重もいい結果出てますんで、感謝しながら恩返しできるようにやりたいですね」と脂質を抑えた食事で肉体改造にも成功した。  そしてもう1人。忘れてならない“家族”が兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)。昨年初場所の引退後も、高安と稽古するためだけに治療までしながら、本気で挑んできてくれる。コロナ禍で出稽古が禁止されている中でも困らなかったのは荒磯親方のおかげだ。  かつては1勝20敗など負けることの方が多かったが、今は違う。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「五分以上になった。高安が先手先手で攻めるようになった。荒磯に左四つで勝つのは自信になるでしょう」と高安の充実ぶりを話す。かち上げを減らし、最初から左四つに組みにいく立ち合いに変わったのはその自信からきている。  感謝と恩返しを胸に勝ち取る優勝は、格別な味がしそうだ。

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