写真：ケータイ Watch

　総務省は9月27日、「令和6年度第1四半期（6月末）の電気通信サービス契約数及びシェアに関する四半期データ」を公表した。 【画像】総務省より、以下同 　電気通信事業報告規則の規定による電気通信事業者からの報告などを取りまとめたもので、5Gの契約数などが示されている。 ■ 5G契約数が1億件にせまる 　移動系通信（携帯電話、PHS、BWA）の契約数は2億1614万で、前期比-0.7%と、前年同期比で+3.5%となった。 　契約数は長期的に見て増加する傾向にあるが、直近の動向で減少となった理由として、ソフトバンクが3Gサービスを2024年4月15日に終了したことが影響したと考えられる。なお、石川県内の3Gサービスは、令和6年能登半島地震の影響を考慮して7月31日まで継続しており、今回の集計対象に影響はない。 　LTEの契約数は1億1703万件で前期比-2.5%、前年同期比-7.4%、5G契約数は9817万件で前期比+6.3%、前年同期比+31.3%で、1億件に迫っている。BWAの契約数（単純合算）は8837万件で前期比+0.5%、前年同期比+4.0%。 ■ MNOのシェア 　移動系通信の契約数における事業者別シェアは、NTTドコモが35.0%（前期比+0.5ポイント、前年同期比-0.6ポイント）、KDDIグループが27.5%（前期比+0.2ポイント、前年同期比-0.1ポイント））、ソフトバンクが19.3%（前期比-0.2ポイント、前年同期比-0.4ポイント））、楽天モバイルが3.0%（前期比+0.2ポイント、前年同期比+0.7ポイント）となった。楽天モバイルの契約数は、8月7日で770万回線を突破したことが明かされている。 ■ MVNO契約数 　MVNOサービスの契約数は3285万件で、前期比-4.7%、前年同期比+6.3%。 　SIMカードを使用したMVNOサービスの契約数は、「IIJmio」を提供するインターネットイニシアティブ（IIJ）が21.5%（前期比-0.1ポイント）、NTTレゾナント（現：NTTドコモ）が9.0%（前期比-0.7ポイント）、「mineo」を提供するオプテージが8.6%（前期比-0.1ポイント）、富士通が5.1%（前期比-0.5ポイント）、イオンリテールが4.6%（前期比同）となった。