◇関東大学ラグビー対抗戦 早大57―3慶大（秩父宮ラグビー場） 伝統の早慶戦は早大が57―3で大勝し、開幕から6連勝とした。慶大は2勝4敗となった。 赤黒のジャージーが芝の上を制圧した。主役は背番号10のルーキーSO服部亮太（1年・佐賀工）だ。風上の前半は15分に自らトライ。27分にはロングキックで敵陣に入り、ラインアウトからのフッカー佐藤健次主将のトライをお膳立て。後半13分には右の田中健想へロングパス、25分には左の池本晴人へキックパスで両翼のトライをアシスト。縦横無尽の大活躍に「風を計算して、前と後ろのスペースを見てプレーしました。大舞台を楽しめた」と笑顔で話した。 開幕6連勝の早大は12月1日の明大戦に、五郎丸歩が4年だった2007年以来17年ぶりとなる全勝優勝がかかるが、佐藤主将は「ここまで順調といっても去年の順位が変わるわけじゃない。去年の対抗戦3位、大学選手権8強から勝ち上がっていかないと」と慢心しない。ルーキーの躍動と主将の謙虚な姿勢で、次は明大撃破に挑む。
中日スポーツ
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