「ママ!パパがこう言った!」と長女に告げ口される川越達也 3人の父となり東京と長野の宮崎の3拠点生活を送る今
自分でも親バカなのかなって思うこともあるんですよ。たとえば、長女と次女にバイオリンを習わせていますが、はじめは全然弾けなかったところからスタートして、少しずつ弾けるようになってきた姿を見て涙が出るとか。朝、子どもたちを見送ってランドセルがどんどん小さくなっていく姿を見ると泣けてくる。奥さんと娘がけんかしているときでさえ、赤ちゃんだった娘がどんどん成長して、自分の言葉で母親とけんかしてると思うと涙が出てくるんですよね。
── 幸せを感じる瞬間がたくさんありそうです。 川越さん:夜、僕が長野にいるときは、子どもたちに「今日もありがとう。愛してるよ」と言って1日を終えます。いつか娘たちから「そういうのいらない」って言われる日がくるかもしれませんが(笑)。子どもたちと一緒にお布団に入って、子どもたちが寝入ったときの幸せったらないですね。今日も元気に学校や保育園から帰ってきてくれたって思うとまた涙します。 ──長野でのコミュニティもあるそうですね。
川越さん:近所の児童館に子どもを連れていくと、そこで親御さんたちとお話しするのも楽しいですし、ハロウィンでは子どもたちと一緒に街を練り歩いたり、夏になれば近所の夏祭りに行ってお神輿を担がせてもらって。地域の方たちにもよくしてもらってありがたいです。 PROFILE 川越達也さん かわごえ・たつや。1973年生まれ。宮崎県出身。27歳で「ティアラ・K・リストランテ」をオープンし、その後「TATSUYA KAWAGOE」に改名し代官山に移転。現在は東京と長野と宮崎の東京3拠点生活を送り、商品開発やコンサルティング業務に携わる。7月に始めたYouTube「川越シェフだよ。」がスタート。
取材・文/松永怜 写真提供/(株)タツヤカワゴエ
松永怜