カブス・鈴木誠也が日本人右打者初の2年連続20号ソロ 同学年のドジャース・大谷翔平の前で豪快弾
◆米大リーグ ドジャース―カブス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】誠也も負けじと大谷の前で本塁打 意地の20号! カブス・鈴木誠也外野手(30)が11日(日本時間12日)、敵地・ドジャース戦に「3番・DH」で先発出場。3回にメジャー自己最多に並ぶ20号ソロを放った。20本塁打は昨季に続き2年連続2度目で右打者では初の快挙となった。 3点を追う3回1死。ド軍先発右腕・ミラーの97・2マイル(約156・4キロ)シンカーを捉えた。打球速度101・9マイル(約164キロ)、打球角度27度、飛距離382フィート(約116・4メートル)で右中間席に運んだ。 本塁打は8月27日(同28日)の敵地・パイレーツ戦以来13試合ぶり。9月は初アーチとなった。この日を含めて残り17試合。渡米3年目にして昨季の20発を超える自己最多記録更新の可能性も高くなった。前日10日(同11日)のドジャース戦では山本由伸投手(26)との日本人対決で2三振を喫したが、その後8回に同点を呼び込む中前適時打を放つなど3安打1打点。勢いそのままに、初回に47号ソロを放っていた同学年の大谷翔平投手(30)の前で豪快に決めた。 これまでのメジャー2年間は14→20本塁打。今季も大台に乗せた。メジャーの日本人選手で20本塁打を達成したのは鈴木以外では松井秀喜、大谷翔平が5度ずつあるだけ。広島時代には21年に自己最多の38発を放つなど通算182本塁打をマークし、侍ジャパンで4番も経験した男が存在感を発揮している。
報知新聞社