富士山と駿河湾の新絶景スポット 「伊豆パノラマパーク」山頂エリアをリニューアル ハンモックや竹明かりも
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」の山頂エリアが、「スカイガーデンby碧(あお)テラス」の名称でリニューアルした。新スポットが登場し、豊かな自然の中で楽しく過ごせるエリアとなった。オープンを前に22日、報道関係者に公開された。 新たに完成する施設は「グランドループ」。緩やかなスロープのサークル状の床が設置されている。富士山と駿河湾の眺望を眼下に、空中に浮かんでいるような浮遊感を味わえる。反対側でも伊豆、伊豆の国両市の街中や天城山を眺めることができ、「絶好の写真撮影スポット」という。23日に一部オープン、28日に正式オープンする。 同施設につながる長さ約80メートルの歩行路「フォレストウォーク」は、幅を約2メートルから約4メートルに広げた。拡幅した箇所に休憩用のハンモックを6基、放任竹林を使った竹明かりを21基設置した。ユニバーサルデザインを取り入れ、車いす利用者にも対応する。 ロープウエー駅舎には高さ2・5メートル、幅約10メートルの大型LEDビジョンが完成した。四季折々の山頂エリアを映像で紹介している。 杉本繁則取締役支配人は「ペット連れや車いす利用者など多くの来場者に楽しんでもらえる。山頂の木々など豊かな自然を残しつつ、環境にも配慮した」と話した。
静岡新聞社