専門家が「強烈なおいしさ」と唸る、千葉の最強ハンバーガー
ハンバーガーをこよなく愛し、そのおいしさを探求し続ける、ハンバーガー探求家の松原好秀さん。そんな、ハンバーガー界唯一の存在である松原さんに、一食の主食として満足できる、じっくり食べられるハンバーガーを紹介してもらうこの企画。 今回は、「食べログ ハンバーガー 百名店」3年連続選出のハンバーガー名店「R-S」(アールズ)の魅力をじっくり教えてもらいます!
【じっくり食べたいハンバーガー】「R-S」
2020年は大変な一年でした。皆さま、お疲れさまでした。そんな一年の締めくくりに、今回は特別な御題を用意しました。「国内でもぶっちぎりの名バーガー店『アールズ』は、なぜ名店なのか?」――その秘密に迫り、名店たる理由をいつもより“字数多め”でじっくり解説していきます。
アールズは千葉県松戸市の「小金原団地」の中の、商店街の一角にあります。2つある最寄り駅のどちらから行ってもバスで15分。正直アクセスは良くないですが、「食べログ ハンバーガー 百名店」に3年連続で選出され、平日でも開店前から“待ち”ができるほどの人気店です。
扉を開けると、店主・島本さんの趣味全開の「おもちゃ箱」のような店内。松戸のお隣、柏の古着屋文化の系譜とお考えください。現在、席数を増やすべく、隣の空きスペースを改装中。奥半分は妹さんが経営するドッグサロン「R」。
そんなアールズを、私はこの秋6年ぶりに訪ねて、看板メニューの「リアルバーガー」を11年ぶりに食べたのですが、これがまぁ~~おいしいこと! 「年に一度あるかないか」の傑作であることが既に9月の時点で確定した、それぐらい強烈な逸品でした。
これがその「リアルバーガー」です。国産和牛100%、170gパティのバーガー。よく焼いた和牛パティの上に目玉焼き、チェダーチーズ2枚半、テリヤキソース、卵とチーズの間にマヨ、パティとバンズの間にまたマヨ。野菜ナシ。
とにかく“肉”の味と香りがメチャクチャ良いバーガーです。粒の粗い和牛の挽肉が強めに焼かれて「ほろほろ」と口の中で芳ばしく崩れる、そこへエッグとマヨネーズが一体化して、ねっとりまとわりつくような味わい。ソースがかかっていますが、でも、テリヤキ味でもなくて、味わいの中心は“肉”。すべての材料が一歩引いて、肉の味が最も立つよう絶妙に計算された、そんなバーガー。