２９日の県内は寒気の影響を受けて日中も気温が上がらず、各地で今シーズン一番の寒さとなりました。街を歩く人からは「秋がなく、いきなり冬が来たようだ」との声も聞かれました。 【寺田 菜々海 アナウンサー】 「県庁プロムナードのイチョウはまさに今が見頃。この時期はあえて掃除をしていないということで、黄色いじゅうたんを楽しむことができます」 去年より１週間から１０日ほど遅く色づき始めたという県庁プロムナードのイチョウ並木。 今や人気観光スポットの一つとなった『ワンピース』のルフィ像と、色づいたイチョウを写真に収めようと外国人観光客などが訪れていました。 上空５５００メートルにマイナス２４度以下の強い寒気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定になり県内は断続的に雨が降る寒い一日となりました。 熊本市の最高気温は正午前に観測した１２．６度で１２月下旬並み。 街を歩く人たちはマフラーをまいたり冬物のコートを着たりして体を温めていましたが…中にはこんな声も。 【街頭インタビュー】 「風が冷たくて芯から冷えるような感じ。コートを早く出しておけばよかった」 「秋がなかった。いきなり冬になった阿蘇も雪が降ったみたいだし」 季節が１カ月ほど進んだような寒さとなった２９日の県内。 寒気の影響による大気の不安定な状態は今夜遅くまで続く見込みで、急な強い雨や落雷、突風などに注意が必要です。