慶大が2大会ぶりの8強 「先手必勝」の前半5連続トライで東洋大破る/大学選手権
第61回ラグビー全国大学選手権3回戦(14日、慶大50-26東洋大、秩父宮)関東対抗戦4位の慶大が同リーグ戦2位の東洋大から8トライを奪い、2大会ぶりの8強進出を決めた。21日の準々決勝(秩父宮)では対抗戦2位の帝京大と対戦する。2大会ぶり2度目の出場だった東洋大は選手権初勝利を逃した。 風上の前半、慶大はアグレッシブにボールを動かし、6分にはラインアウトからのモールを押し込んでHO中山大暉主将が先制トライ。20分には相手ゴール前での連続攻撃からSO和田健太郎-CTB今野椋平とつないでトライ。その2分後に、今野は再び東洋大インゴールを陥れるなど、慶大は立て続けに5連続トライ。東洋大は前半終了直前にキックパスを受けたWTBモリース・マークスがほぼ100メートルを走り切るトライを返し、35-7と慶大リードで前半を折り返した。 後半風下の慶大は7分、東洋大BKのパスをWTB石垣慎之介がインターセプト。80メートル走り切ってのトライで40-7と差を広げる。そこから慶大が2トライ、東洋大が3トライをあげて終了した。 慶大の青貫浩之監督は「アタックに爆発力がある東洋大に対して『先手必勝』を心がけた。チームとしてやろうとしていたおとができた」と手応えのコメント。中山主将は次戦の帝京大に関して、「対抗戦(19-57で敗戦)では相手の強いキャリーに引いてしまうところがあった。しっかり準備して戦いたい」とリベンジを誓った。