Jリーグ移籍もある!? 来夏フリーになる海外日本人(4)もう30歳…。岐路に立つ元日本代表DF
今季も世界各地で激戦が繰り広げられ、欧州をはじめとする各国のリーグ戦が中盤に差し掛かっている。その主役である選手の契約状況は常に注目の的だが、12月4日時点でまだ去就が不透明な選手も存在する。今回は、来季以降の契約が未定な日本人選手を紹介する。(成績は『Transfermarkt』を参照)
DF:室屋成(むろや・せい) 生年月日:1994年4月5日 所属クラブ:ハノーファー(ドイツ) 2024/25リーグ戦成績:14試合0ゴール0アシスト 契約満了日:2025年6月30日 FC東京でプロキャリアをスタートさせた室屋成は、2020年8月からドイツを舞台に奮闘を続けている。ブンデスリーガ2部での戦いも今季で5シーズン目。右サイドバックを主軸に、間欠的な負傷期間を挟みながらチームの主力として活躍している。 今シーズンはここまでリーグ戦全14試合に出場しており、ゴールやアシストこそないものの、攻守において重要な役割を担っている。データサイト『Sofascore』によると、「1試合あたりのインターセプト数」と「1試合あたりのキーパス数」でチーム内2位の数字を記録している。 今季のチームは1部昇格を狙えそうで、現在は首位と勝ち点差「4」のリーグ4位につけている。その上、ハノーファーと同じ勝ち点「23」で2位以下のチームが4つ並んでおり、今のところ大接戦の様相を呈している。 室屋の契約は来年6月までに設定されているが、チームが昇格した暁には残留も大きな選択肢に浮上するだろう。言うまでもなくチームがそれを望むかも重要だが、(今季もこのままピッチに立ち続ければ)5シーズンも主力として戦った選手を手放すのは難しい判断のように見える。 30歳という年齢を考えても、このサイドバックは大きな岐路に立っている。
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