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後半4つ落としたけれど……「復調していることは明らか」渋野日向子の海外メジャー2日目の戦いをプロが分析

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みんなのゴルフダイジェスト

「ANAインスピレーション」2日目、2アンダー19位タイからスタートした渋野日向子は、3バーディ4ボギー1ダブルボギーの75と3つスコアを落とすもトータル1オーバーで52位タイで今季初の予選通過を果たした。プロゴルファー・中村修がレポート。 渋野日向子のドライバー連続写真はコチラから

スコアは落としたが、カットラインに3打余裕を持って予選通過

ANAインスプレーション2日目、午前スタート組のネリー・コルダ(67で回り11アンダーでトップ)らがスコアを伸ばしているなか、渋野日向子選手は午後のスタート。天候は気温37度、湿度10%、風は2メートルほど。 昨日はスタートから連続バーディで出た渋野選手でしたが、今日も出だしのドライバーでしっかりフェアフェイをとらえるナイスショットでスタートしました。1番パー4を2オン2パットのパー、2番のパー5では2打目をグリーン横まで運びパターで寄せて、さっそくバーディが先行します。 昨年よく見られましたが、ティショットをフィニッシュまで振り切ったあと、ボールから目線を切ってティを拾う仕草が今日は見られました。これは自信を持って振り抜けて、ナイスショットを確信している証。引き続き、調子はいいようです。 とくに前半ティショットがラフに入ったのは1ホールだけ。クロスハンドにしたパッティングに関してもタッチも方向性も悪くなく、終始バーディが先行する3バーディ、2ボギーで前半をターンします。この時点でスコアは3アンダーと、上位を伺いながらのプレーです。 後半10番もドライバーのナイスショットでスタートすると、11番のパー5では2メートルほどのバーディチャンスにつけます。しかしこれを決めきれず、13番のパー4ではフェアフェイから打った2打目がグリーン左のバンカーにつかまり、寄らず入らずのボギー。そこからは、耐えてパーを重ねる展開となります。 しかし、17番パー3でバンカーにつかまりボギー。最終18番パー5ではレイアップした3打目が深いラフまで転がってしまいます。これをグリーン手前の池に入れ5オン2パットのダブルボギーとし、後半は4オーバーとスコアを崩してしまいました。 第2ラウンドは「75」の3オーバー、トータル1オーバー52位タイ。なにはともあれ、今季4試合目にして初の予選通過を決めて、2日目を終えました。 「前半の2つのパー5でバーディを取れてアンダー(パー)で折り返したのは嬉しかったのですが、後半は一つも取れずに4つも落としてしまったので、そこに関しては自分に腹が立ちますね」 終了後は悔しさ全開の会見になりましたが、11番のパー5のバーディパットが外れたこと、上がりホールの情けないところを反省して、残りの二日間で取り戻せるように、ポンコツなゴルフをしないように頑張りたいと話しました。 昨年の渋野選手を思い出すと後半の10番や11番でバーディを取ることで流れに乗り、スコアを伸ばすという展開を得意としていました。昨日も、インスタートで折り返した2番パー5でバーディを取っています。 本人も自覚していると思いますが、11番のバーディパットはその意味でも大事なパットでした。そこで外してしまったことで、その後のホールではピンを狙い過ぎてしまい、ボギーを重ねるような流れになってしまったようです。ピンを狙うゴルフという持ち味を取り戻してスコアを伸ばした昨日。キーホールで取れなかったことでそれが過度になってしまい、スコアを落とした今日。メジャーのセッティングでは、紙一重で結果が変わります。 明日以降、ハーフーターン直後にバーディが来るかどうか。そこに注目してみると、渋野選手のゲームの流れがわかるはずです。ぜひ、ご注目ください。 最後にスタッツを見ると、フェアフェイキープ率は64.2%、パーオン率は50%、パット数は29。ドライバーの飛距離もしっかりと出ていました。後半に4つ落としたといってもカットラインに3打余裕があることからも確実に復調していることは明らかです。 予選を通過して肩の荷が下り、残り2日間、試合の中でさらに成長する姿が見られることを期待します。

プロゴルファー中村修

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