チームバスケで主導権を握ったシーホース三河、琉球ゴールデンキングスを圧倒し天皇杯準決勝に進出
田代直希「悪い流れを断ち切ることの難しさを痛感」
65-46と三河がリードを広げて迎えた最終クォーター。琉球はディフェンスリバウンドからの速いバスケットを展開するが、焦りからか単発なプレーが再び増え始める。対する三河は時間を使いながらハーフコートオフェンスでじっくりと攻めて得点へと繋ぐことで、最後まで自分たちのペースでバスケットを展開し85-60で準決勝進出を決めた。 敗れた琉球の藤田弘輝ヘッドコーチは「スタートでゆるく入ったわけではなかったですが、オフェンスの共通認識ができてなかったことで流れを渡す展開になってしまいました」と試合を振り返った。「天皇杯というトーナメント戦で負けてしまったことは非常に悔しいことですが、今回の敗戦から修正し、しっかり切り替えてレギュラーシーズンを戦いたいと思います。そして最終的にキングスが勝利できるようにチームを高めていきたいと思います」 キャプテンの田代直希も、「負けるときは同じような展開での負けになってしまい、あらためて悪い流れを断ち切ることの難しさを痛感した試合でした」とし、今後のレギュラーシーズンへの課題を語った。「守りからリズムを引き寄せたいチームであるにもかかわらず、攻撃の悪い流れから我慢し続けることができず、守りにも悪い影響が出てしまったのは改善しないといけないです。チームの共通認識を深めコミュニケーションをより多く取っていくことが絶対条件なので修正して次に繋げます」
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