8階からテレビ投げ落とす 殺人未遂容疑で逮捕「人生に楽しみなく」
集合住宅8階の窓からテレビや空気清浄機を投げ落としたとして、大阪府警は13日、大阪市西成区の無職の男(77)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。 男は「今後の人生に楽しみがないと考え、いらだちを発散するためだった。人に当たって死んでもいいと思った」と容疑を認めているという。けが人はいなかった。 西成署によると、逮捕容疑は13日午前6時10分ごろ、集合住宅8階の自室の窓からテレビや空気清浄機計4台を歩道上へ投げ落とし、不特定多数の人を殺害しようとしたというもの。 テレビなどが落ちた場所は、JR新今宮駅から約100メートル。落下直前にその場を通り過ぎる人の姿が防犯カメラに映っており、署は人に当たれば死亡する危険性があったと判断し、殺人未遂容疑を適用したとしている。(田添聖史)
朝日新聞社