ユピテル、人検知”A.I.”搭載の新型ドライブレコーダー「マルミエ ZQ-60AI」 走行中の人接近警告や駐車中のイタズラ監視を実現
ユピテルは、同社初となる「人検知 A.I.」を搭載したドライブレコーダー「marumie(マルミエ) ZQ-60AI」を発売した。製品はフロント360°&リアカメラの前後2カメラタイプで、車両の全周囲と後方を記録、全国のディーラー・電装ショップなどユピテル指定店での取り扱いで、価格はオープンプライス。 【画像】走行中の人接近警告 「人検知A.I.」により、「走行中の人接近警告」「駐車場のイタズラ監視」2つの機能を実現。 「走行中の人接近警告」は、徐行時、車両周辺の歩行者を本機が検知。接触の危険がある場合は音声(または警告音)と画面表示で知らせる。商業施設の屋外駐車場や住宅街、商店街など気を取られやすい状況で歩行者との接触回避をサポートする。 「駐車場のイタズラ監視」は、駐車監視モード中、カメラの映像から車両周辺の人を検知し記録。さらに状況に応じてモニター表示で不審者に警告。コインパーキングやサービスエリア、コンビニなどの駐車時、監視カメラとして使用できる。 ■ 駐車監視を標準装備、駐車監視モードに自動切替え 従来、エンジンOFFの駐車記録には電源オプションが必要だったが、本機は電圧監視機能を搭載。新設計の+B/ACC電源直結コードの標準装備により追加費用無しで駐車記録を可能にした。車両のアクセサリー電源ON/OFFと本機が連動し「駐車監視モード ⇔ 常時録画」に自動で切り替え、従来は必要だった駐車時や出発時の手動操作をなくした。 オプションとして、接近検知マイクロ波センサーに対応。マイクロ波で車両周辺を監視して車両に近づく不審な動きを検出。監視中、ドライブレコーダーは省電力モード状態で待機。不審な動きを検知したときのみ起動・記録を行なうので従来の動体検知に比べバッテリ負荷低減にも貢献する。 ■ あおり運転を判断して後方異常接近の記録・警告 安全運転をサポートする機能として、後方異常接近の記録・警告を実現。本機に搭載された判別システムが、後方との車間距離を自動で識別。あおり運転(車間距離不保持)と判断するとドライバーに知らせ、同時にあおり運転の映像を常時録画とは別のフォルダに保存される。また、前方のADAS機能として「前方車接近警告」「車線逸脱警告」「前方車発進警告」を採用する。 そのほかの特徴として、SDカードフォーマットが不要(特許出願中)。従来のドライブレコーダーのSDカードは、上書き記録の繰り返しにより書き込みエラーが発生するため、定期的なフォーマット(初期化)が必要だったが、本機はエラーが起きにくい独自のファイルシステムにより、面倒な定期フォーマットの手間をなくした。
Car Watch,編集部:椿山和雄