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「或る列車」運行再開 九州食材満喫、優雅な鉄道旅

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佐賀新聞

 優雅な鉄道旅を-。JR九州の観光列車「或(あ)る列車」が23日、博多(福岡市)-ハウステンボス(長崎県佐世保市)間で運行を再開する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月から運休しており、運行は3カ月ぶり。乗務員は感染予防対策を講じる。豪華な車両に揺られながら、九州各県の食材を使ったコース料理が味わえる列車の旅を紹介する。 ■感染対策を徹底  乗車前には、乗客に非接触型の体温計をかざして検温を行い、体調を確認する。バーカウンターやキッチンに立つスタッフと、乗客に料理を提供する乗務員は、マスクと手袋、フェイスシールドを着用。車内にはアルコール消毒液を複数置き、車内アナウンスでも「食事以外はマスク着用を」と感染予防への協力を呼び掛ける。  コース料理は、軽食の「bento」をはじめ、カクテルスイーツなど6品。運行開始から5周年を記念して、運行開始当時のメニューを再現した。東京・南青山の成澤由浩シェフが監修し、乗客は、九州各地の食材をふんだんに使ったメニューに舌鼓を打つ。 ■目を楽しませる  「或る大地と海の恵み」と銘打ったbentoは、佐賀県産みつせ鶏と夏野菜のトマト煮込み、鹿児島県産の黒豚と牛肉を使ったメンチカツサンドなどが小腹を満たす。白石町産アスパラガスなど、色とりどりの野菜も乗客の目を楽しませる。  続いては、お待ちかねのスイーツ。メーンの「トロピカルバケーション」は、ココナツパウダーをまぶしたケーキに、長崎県産マンゴーや宮崎県産ライチ、パイナップルなどで作ったソースが添えられている。果物の甘味と酸味を生かしたソースが絡まり、さっぱりとした後味を残す。  盛り付ける器にもこだわりが詰まっている。九州各地の職人が手掛けており、最初のスイーツ「楽園のカクテル」は、副島硝子工業(佐賀市)がこしらえた肥前びーどろのカクテルグラスで提供される。シンプルな形ながら、拡張したボウル部分に職人の技が秘められている。今回の運行では、熊本県産の白桃とヨーグルトのカクテルで、大人の味が楽しめる。  車内は、格天井(ごうてんじょう)や、福岡県大川市の装飾品「大川組子」などで木のぬくもりを演出。佐賀市や武雄市、有田町などを走る。車窓から眺める、見慣れた田畑や町並みが、心なしか違って見える。  【メモ】週末を中心に運行し、ハウステンボス駅発の午前便(11時5分発~13時57分着)と、博多駅発の午後便(14時58分発~18時着)。料金は2人利用の場合の1人2万6000円から。9~11月に運行予定だった大分-日田コースは豪雨の影響で取りやめ、博多-ハウステンボスコースを計画している。問い合わせは或る列車ツアーデスク、電話092(289)1537。

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