早大、準決勝進出 エースRB安藤、ファーストプレーで79ヤード独走TD「不思議とエンドゾーンへの一直線が見えました」【アメフト全日本大学選手権】
全日本大学アメリカンフットボール選手権の準々決勝2試合が23日に行われ、東京・味の素スタジアムで早大(関東2位)が関大(関西3位)に31―28で競り勝ち準決勝進出を決めた。エースRB安藤慶太郎(3年)がファーストプレーでスクリーンパスから79ヤード独走TDする最高の滑り出しで、第2クオーターには24―0と大量リード。後半は猛追されたが、安藤の2度目の独走ランTDに加え、3点差にされてからは着実なランも重ね逃げ切った。 「先制のTDは、不思議とエンドゾーンへの一直線が見えました。春に関大と対抗戦をしたとき全然走れなくてすごく悔しくて。でも、そこからオフを経てすごく成長した自信があった。きょうそれを体現できました」と、この試合のMVPにも選ばれた安藤は胸を張った。 兵庫・神戸ユニバー記念競技場では甲子園ボウル6連覇中の関学大(関西2位)が慶大(関東3位)に20―7で勝ち準決勝に進んだ。全日本選手権は今年から関東、関西の両リーグ上位3校を含む全12チームのトーナメントに。早大は12月1日の準決勝で、24日に行われる立命大(関西1位)―東北大(東北)の勝者と対戦する。 新方式では、決勝戦の甲子園ボウル(12月15日)が史上初めて関東vs関西の構図ではなくなる可能性もある。早大の高岡勝監督は「関西勢はみなさん強くチャレンジャーと思っています。でも、法政(関東1位)や慶応の監督さんと、お互い関西を打倒して甲子園で会おうと話しています」と、ここからも関東勢の強さを見せていくつもりだ。
中日スポーツ