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女優・山本陽子の片づけ奮闘記「深夜の模様替えなどを経て、捨てるものが明確に」

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婦人公論.jp

本日、『徹子の部屋』傑作選「こだわりの「暮らし拝見」 編」に登場した女優の山本陽子さん。収納は得意だけれど、「捨てる」のは苦手という山本さんは、一人暮らしで70歳を迎えたときに、ものの整理を兼ねて、東京から熱海へ移住したそうです。引っ越しを通じて得たものは?(構成=丸山あかね 撮影=宮崎貢司) ****

都心から熱海へ移り住んで

30年間暮らした東京の家を離れて熱海へ移り住み、かれこれ7年になります。海があって山があって温泉があって。部屋の窓から、春は満開の桜、秋には色鮮やかな紅葉を眺めながら、ここに越してきてよかったなとつくづく思うのです。 そもそものきっかけは、ものが増えてしまったことでした。着物は仕事道具なのでいいとしても、衣類やバッグ、靴、食器や家電、それから膨大な量の写真や、自分が出演したドラマや映画を録画したVHSのビデオテープ……。 私は部屋がスッキリしていないと落ち着かない質なので、1部屋を納戸にして普段は使わないものを押し込めていたのですが、収まりきらなくなっていたのです。ならば処分すればよいものを、「もったいない」とか「愛着があるから」などと理由をつけて抱え込んでいたので、ものがあふれ出してしまい……。 いつか整理しなければならない日がくるとわかっていました。一人暮らしの私はそのタイミングを自分で決めなくてはいけないのだということも。 元気なうちに何とかしなければ、という気持ちが一気に高まったのは70歳の頃だったでしょうか。かくなるうえは家をコンパクトにしようと思い立ったのです。そうすれば、否も応もなくものを処分せざるをえないだろうと。 50代の頃に別荘として購入した熱海のマンションを終の棲家にしよう、ということは以前から決めていました。東京で暮らしていたマンションは50坪、熱海は43坪ですので、延床面積が極端に狭くなるというわけではなかったのです。 ただ、別荘として選んだ熱海の家はゆとりがテーマの和の空間。廊下が広いぶん、部屋の面積は狭く、来客用のお布団を入れるための押し入れはあっても、ウォークインクローゼットはありません。 いよいよ「断捨離」だと意気込み、さっそく引っ越し屋さんを手配して段ボールを届けてもらいました。しかも2ヵ月くらいかけて、自分一人で荷造りをしたのです。業者にお任せできるサービスがあるのは知っていましたが、あえて頼みませんでした。これはいる、これはいらないと選り分けることができるのは自分だけですから。

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