大阪府・吉村知事が定例会見11月18日(全文4)吉村知事のせいだと言ってもらってもいい
混乱を招くのではないか
吉村：もうすでに黄色信号がついて25日どころからもうずいぶん期間が経過していますので、事実上この25日、今日も経過しているわけです。ですので、じゃあもう赤信号がつかないかということになると、そうではないと思うので、そういった意味では赤信号の70％というのは、これは基準としては当然生きているという状況です。じゃあ次、ですので、先ほど申し上げたとおり、この感染の速度を見ながら、これはこのままいけば医療崩壊すると判断すれば、この70％というのを1つの基準に赤信号をつけていくということを考えています。 25日をじゃあ何日にすればいいのかということについては、これは感染の波というのがなかなか予測できないですから、新たに何日ということはできませんが、ただ、25日というのは1つの前の第1波を参考にして判断したものでもあります。そして、今回も11月の当初ぐらいからずいぶん増えてきているということもありますので、この1つの参考としては残していこうというふうには思っています。 毎日新聞：参考としては残すということですけど、基準に今も組み込まれているわけですから、府民は基準どおり、文字どおりに読めばこの25日以内で、重症病床使用率が70％を上回ったときに赤信号がともるっていうのが普通の読み方なんで、その辺は混乱を招くんじゃないかという質問なんですけども、あらためてお考えをお聞かせください。 吉村：70％に達した段階で、さらにその速度が25日も参考にしながら、これは右肩上がりで医療崩壊に向かうという判断をすればそこの本部会議をもって赤信号をつけるということにしたいというふうに思っています。 毎日新聞：25日以内の基準は変えるお考えはないということですか。 吉村：そうですね。 司会：次のご質問お願いします。
5人以上制限は断りづらいとの声もあるが
朝日放送テレビ：ABCテレビの川口です。Go To Eatの話に戻って恐縮なんですけれども、取材をしておりますとGo To Eatの5人以上の制限について、食事券を会計時に出されたときなど、断りづらいという声がお店のほうから上がっているんですけれども、これについてはいかがお考えでしょうか。 吉村：これは、お店の側からするとやっぱりそういうことはあると思います。なので、お店の側が、負担ができるだけ起きないようにするために、ここは国であったり知事、行政、僕自身がはっきりとこの適用範囲について明言して、そしてそれを周知するということだと思います。なので、これは本部会議で判断することになりますが、本部会議でその方向性を決めれば国も、もともとこれは国の制度なんですけども、国もそれを参考にすると、21日からの適用も認めるというふうになっていますので、その運用については大阪府ではそういうようになるということですから、それはもう僕自身が府の方針として決定して発信をすると。 だからお店の側からすると、もうこれは大阪府で決まったことなのでという、だからもう大阪府の責任ですと、ある意味そういうふうに言っていただけるように、責任を持って僕自身が判断するということになろうかと思います。 朝日放送テレビ：たぶんこういった状況になるのは国としても原則断るということで、一見ちょっと曖昧な基準を設けているかと思うんですけれども、大阪府としては具体的に自治体として決めていきたいという方針でしょうか。 吉村：そうです。たぶんこれは国としたら、それぞれの自治体で運用、判断をせよということだと思うので、大阪府の判断としては食事券も、これは5人以上については適用除外にするという方針を決めることになると思います。なので、お店の方も、それは、いや、これは1万2500円で買ってくれ、いや、それはそんなん話を聞いてないよというふうにお客さんに言われたときに、これはもう大阪府の吉村知事がもう決めたと、あいつのせいだと言ってもらってもいいです。それぐらいもう大阪府としても判断をするということ。お店の皆さんにできるだけ負担が生じないように、やっぱりこれはもう必要なことなので、批判はだからもうこちらで受けるということで、それでもやっぱり感染症を抑えていくという意味では一定のルールというのが必要かなと思いますから。そこの方針決定というのを金曜日に判断したいというふうに思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見11月18日 全文5に続く
