乃木坂46OGが歩む道 伊藤万理華、一人になって見つけたもの
さまざまなアーティストとの出会いが刺激に
さまざまなジャンルのアーティストとの出会いは、刺激に満ちているという。「HOMESICK」はその一つの集大成のような展示になる。 「やったことないこと、見たことないことがここで見えるように、皆様が楽しいって思うものにしたいなと。パーソナルな部分に触れつつクリエイターさんが新しいことができるもの。自分をさらけ出してオリジナルの漫画に描いてもらったり、その実写の映像だったり、衣装を作ってダンスを踊るとか、それぞれリンクしてる部分があったり、いろいろなものを見つけてもらえたらすごい嬉しい。会場は狭いですが、漫画を冊子にして勝手に読んでもらって、読み終わってから実写ムービーが見れるブースにしてとか。漫画を壁に貼る方法もあったんですけど、やっぱり手にとって読んでいただきたいと思って。あとは写真もたくさん飾ったり、ジャンル問わずいろいろやってます」
今回は、前回とは違う覚悟で臨む。 「前回『伊藤万理華の脳内博覧会』というタイトルで、自分の名前が前面に出ていて、でもそれって乃木坂にいたから認められているのかなって。今回は名前を主張したくなかったので、『HOMESICK』にしたんです。自分に興味を持っているんじゃなく、やっていることやタイトルに興味を持ってもらったり、新しい方と交流したい気持ちもあったり。あとは、以前から応援してくださっている方とふれあう時間がまったくなかったので、今回久しぶりに自分が楽しくやっているところも観てほしいし、共有したいです」 今後も自ら演じること、作品を見せること、両方ともやっていきたいという。 「『HOMESICK』で完全燃焼したので、まだ次に何をやるか思い浮かびませんが、時間をかけていろんなものを見ていろんな人と話して、ためこんでためこんで、あ、また何かやりたいってところにたどり着きたい。回を重ねるごとにやり方も変わっていくだろうし、それが個展なのかなんなのか、でもこうしたことを表現としてやるのは自分の中で健康なんです。たまる一方だと毒素がすごいたまっちゃうんで。役者一本とか、クリエイター一本とかでやっている方はすごいなって。私はそれだけじゃ無理なんだなって。今回はたくさんの人に関わってもらっているけれど、いつか一人でできるようになれたらいいなと思います」