【ヤクルト】山田哲人、現状維持の年俸5億円プラス出来高でサイン「(監督の)熱い思いが刺さりました」来季も主将続投
ヤクルトの山田哲人内野手(32)が29日、都内の球団事務所で契約更改を行い、現状維持の年俸5億円プラス出来高(金額は推定)でサインした。 プロ14年目となった今季は110試合に出場し77安打、14本塁打、39打点、打率.226をマーク。21年から7年契約を結んでおり、来季で5年目を迎える。 チームは2年連続5位と低迷。しかし山田は今季を「自分に必要なものが見つかった年」と振り返った。前日に行われた球団納会で来季も5年連続で主将に指名された山田。「(髙津監督と話して)熱い思いを語っていただいて僕自身心に刺さりましたし期待に応えたい気持ちになった」と心境を語った。 自分の持ち味は“スピード”と話す山田は走塁だけでなく守備面でも活躍を誓った。「守備は僕の中では自信があるというか、そこで貢献したい。山田の守備のおかげで勝ったという試合も沢山したいと思ってるのでバッティング、走塁だけじゃなくて守備という部分でも注目してくれたら」と話した。 日本プロ野球史上で唯一トリプルスリーを3度達成している山田。打撃では通算300本塁打まであと1本に迫る。プロ15年目のシーズンについて「怪我しないように1年間フルで。とにかく怪我をしない」と来季への意気込みを語り、3年ぶりのリーグ優勝、そして日本一を目指す。 ■山田哲人(やまだ・てつと) 1992年7月16日生まれ32歳。履正社高~2010年ドラフト1位でヤクルト入団。 2015年リーグMVP。日本プロ野球史上で唯一、打率3割・30本塁打・30盗塁のトリプルスリーを3度達成。ヤクルトの正二塁手として2021年リーグ優勝・日本一、2022年リーグ優勝に貢献。