宮崎-台湾を結ぶ国際定期便 4年9か月ぶりに再開 初日の搭乗率は9割以上
宮崎放送
インバウンド復活に期待が寄せられています。 コロナ禍で運航が止まっていた宮崎と台湾を結ぶ国際定期便が、26日、4年9か月ぶりに再開しました。 (武澤直穂記者) 「きょうから再開した宮崎と台湾を結ぶ定期便が、今、宮崎空港に到着しました」 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年2月から運航が停止されていた宮崎と台湾を結ぶ国際定期便。 26日は4年9か月ぶりに運航が再開し、台湾から到着したおよそ170人の乗客に県産品などが手渡されました。 定期便を就航するのは台湾に本社を置く「チャイナエアライン」の子会社「タイガーエア台湾」で、毎週火曜日に宮崎・台北間を1往復します。 初日の搭乗率はいずれも9割以上で、このうち、およそ7割を占めていた団体ツアー客は、県内や九州の観光地を巡った後、佐賀県から台湾に戻る予定だということです。 (搭乗客) 「とても便利です。台湾から宮崎に来るのがとても簡単になりました」 「宮崎では神社に行きたい」 また、26日は空港で記念式典があり、関係者が就航再開を祝いました。 (タイガーエア台湾 陳漢銘会長) 「宮崎と台湾の観光、グルメ、スポーツの交流を期待している。また、宮崎牛は台湾人が大好きなので、おいしいものの交流など、交流分野を広げていきたい。」 運航スケジュールが週1往復となっていることから、県は片道利用する場合、ほかの空港との移動費として1人あたり3500円を支援する制度を新設していて、国際定期便の利用促進を図りたいとしています。 【参考】 台湾の世界的半導体メーカー「TSMC」効果により、隣の熊本県では、台湾との定期便が週に12往復、運航しているそうで、宮崎県は、今後、増便を目指したいとしています。 宮崎は、全国と比べてコロナ後のインバウンド復活が遅れていると言われており、定期便復活が追い風になってほしいものです。
宮崎放送