河井前法相「違法な司法取引」主張の方針
Nippon News Network(NNN)
去年の参議院選挙をめぐる買収事件で公職選挙法違反の罪で起訴された前法務大臣の河井克行被告が、「違法な司法取引があった」として、裁判の打ち切りを求める方針であることがわかりました。 前法務大臣の河井克行被告は、去年の参議院選挙で、妻の案里被告の票の取りまとめなどを依頼する目的で、100人に2900万円あまりを提供するなどした罪に問われています。 関係者によりますと、克行被告は裁判で無罪を主張するとともに、「検察当局が、買収されたとされる100人について刑事処分を見送る代わりに、克行被告に不利な証言を引き出した疑いがある」として、「違法な司法取引があった」と主張し、裁判の打ち切りを求める方針だということです。 また、初公判は、今月25日に開く方向で調整が行われているということです。