楽曲の依頼から衣装制作、ライブのブッキングまで全て自分で。80年代アイドルをリスペクトする完全フリーランスソロアイドル「文坂(あやさか)なの」とは何者か!?
文坂 カバーアルバムを出すことは、かねてからの夢でした。権利関係をクリアするのがかなり難しく、YouTubeにカバーをアップするくらいしかできなかったのですが、音楽プロデューサー・加茂啓太郎さんのおかげで、ようやく制作の目処がたちました。 ※YouTubeでは中森明菜『スローモーション』などをカバー ――加茂さんといえば、ウルフルズや氣志團、NUMBER GIRL、Mrs GREEN APPLEなどを発掘された方ですよね。出会いは? 文坂 加茂さんがTBSラジオ「CITY CHILL CLUB」で『新都市遊泳シルエット』という楽曲を紹介してくださったことに始まり、その後、偶然イベントでお会いしたんです。そこから加茂さん主催のイベント「Great Hunting Night」に呼んでいただくなどして、カバーアルバムに繋がりました。 ※『新都市遊泳シルエット』は、最新EPでも楽曲提供をしているLASTorder氏が作詞を担当 ――発表されているカバー候補アイドルには、アニメ『魔法の天使クリィミーマミ』の主題歌で知られる太田貴子さんなど、少々ニッチなお名前が並んでいます。 文坂 加茂さんのお知恵を借りながら、サブスク化されていない楽曲を中心に選曲を考えています。私のカバーをきっかけに、80年代の隠れた名曲を若いコに届けたくて。お馴染みの喫茶さんや原田さん、倉品さんにはアレンジャーとして参加してもらっています。絶賛レコーディング中なので、完成を楽しみに待っていてほしいです。 ――期待しております。さて、今年1月にファーストアルバム『だけど、わたし、アイドル』が、4月にはアルバム表題曲がシングルカットされ初のアナログ盤として7inchレコードを発売。最新EPでは新たなサウンドに挑戦し、来年は念願のカバーアルバムのリリースを予定......と。こうしてご活動をまとめると、今スゴく順調な印象です。 文坂 応援してくださる皆さん、様々なご縁で出会ったクリエイターの皆さんが支えてくださったからこそ、フリーランスでここまで突っ走って来られたんだと思います。次なる目標は、LIQUIDROOM(リキッドルーム)でのワンマン実現。あとは、ずーっと一人で歌ってきたからこそ、デュオにも興味があるかも......。来年、また違った文坂を見せられたら良いな。とりいそぎ、発売中の最新EP『I am AYASAKA』はサブスクでも配信されているので是非聞いてくださーい! ●文坂なの(あやさか・なの) 8月18日生まれ 大阪府出身 ○"昭和と令和を股にかける懐かしくも新しいアイドル"をコンセプトに関西を拠点に活動する完全フリーランスのソロアイドル。 公式X【@ayasaka_nano】 公式Instagram【@ayasaka_nano】 ■ニューEP『I am AYASAKA』 定価/2,000円(税込)「平成生まれ昭和育ち」。懐かしくも新しい楽曲を歌い、セルフプロデュースで突き進むソロアイドル"文坂なの"。2024年春にはヒャダイン氏作曲の「明治プロビオヨーグルトR-1」CMソング歌唱担当に抜擢される等、巷で話題沸騰の中、2024年10月23日(水)待望の3rd EPをリリース! evening cinema 原田夏樹、佐々木喫茶ら書き下ろしを含む、全4曲収録の大注目作! 取材・文/とり 撮影/坂本 陽