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ピンキーポップヘップバーン “ツンデレキャラ”“貧乳”というコンセプト。エレクトロ系のダンストラックと歌手としての際立った個性を押し出した音楽活動

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エムオンプレス

魅力的なコンテンツを発信し続けるVTuber(バーチャルYouTuber=3DCGのキャラクターによるYouTuber)は、いまや日本のエンターテインメントに不可欠な存在。今年ついに1万人を超えたVTuberのなかから、精力的に音楽活動を行っている“アーティスト”を紹介します。“VTuberの音楽活動って、どんなことやってるの?”というビギナー方も大丈夫。優れたシンガー、クリエイターが集結しているバーチャル・アーティストの世界へようこそ! 動画『【バストアップ】レッツ!おっぱい体操!!!!』 最初の自己紹介動画「【Pinky Pop Hepburn】超絶美少女ですが??【自己紹介】」(2018/12/30)で、 「好きなものはお金、権力、そして、かわいい女」「これらはすべて、この私ピンキーにふさわしい」とドSなキャラをアピールした次の瞬間に、(収録が終わったという設定で)「上から過ぎません?」「叩かれたりとかしない、ですかね…?」とめっちゃ弱気な性格がダダ洩れ。さらに2つ目の投稿「【バストアップ】レッツ!おっぱい体操!!!!」(2019/01/05)では、「胸を大きくする、おっぱい体操なるものがあるらしいのよ!」「コラでもいいから巨乳になりたーーーい!」と貧乳キャラを思い切り押し出した企画で一気に注目度アップ。このブッ飛んだ(?)動画によって、デビューからわずか2週間でチャンネル登録者数10万人を突破。最高のスタートダッシュを決めた。 2018年の終わりに登場したVTuber、ピンキー・ホップ・ヘップバーン。まず目を引かれるのが、ド派手でポップなビジュアルだ。彼女のキャラクターデザインを手がけているのはMika PikaZo氏。イラストレーター、デザイナとして活躍してるMika氏は、輝夜月のビジュアルを担当していることでも知られる。(なので輝夜月とピンキーは“姉妹”と呼ばれることも多い) 冒頭で紹介した通り、“ツンデレキャラ”“貧乳”というコンセプトで一気に知名度を高めたピンキーの動画コンテンツは、「高級ひのきまな板店」「【完全初見】PPHのFF7R実況」「#ピンキーライブ」そして「ぼえぼえ必死の歌リスト」に分かれている。 「高級ひのこまな板店」は、前述した「レッツ!おっぱい体操!!!!」をはじめ、「【ピンキーママがおむつを替えてくれる】ASMRでバブみ大爆発!!!!【ヘッドホン推奨】」(2019/02/19)、「【バレンタイン】ギリギリでいつも生きていたいから【チョコレート】」(2019/02/13)などバラエティ色に溢れた動画が中心。「【完全初見】PPHのFF7R実況」は、FF(ファイナル・ファンタジー)の知識がゼロの状態で「FINAL FANTASY VII REMAKE」を完全初見でプレイするという内容で、「#ピンキーライブ」は「【抜き打ち】夏休み争奪学力テスト【#ピンキーライブ】」(2019/07/12)、「【雑談】噛んだら終了する生放送!!」(2020/05/22)。すべてを通して、ツンデレ感、ヲタ感(ピンキーは“アイカツ”の大ファン)がダダ洩れしているのが楽しい。 そして「ぼえぼえ必死の歌リスト」はもちろん、音楽に特化したコンテンツ。2019年9月27日にMVが公開されたオリジナル曲第1弾「P!NGPONG QUEST」は、佐々木喫茶(シンセ・パンク・バンド“レコライド”のリーダーにして作曲家としても活躍する気鋭のクリエイター)が作曲を担当。シンセポップとエレクトロを融合させたサウンド、ポップに弾け飛ぶメロディ、カラフルな音色を散りばめたアレンジは、ボカロ系、アニソン、アイドルポップなどの要素をバランスよく取り入れたポップチューンに仕上がっている。作詞はピンキーと佐々木の共作。「これは私が、ピンキーポップヘップバーンになるお話。」というコメント通り、彼女のそれまでの軌跡――少しずつファンを増やし、予算を増やし、理想のVTuberに近づいていく――をモチーフにした歌詞は、リアルとファンタジーが重なる独創的な世界観を生み出している。ファンからも「可愛くエモくカッコいい映像と歌声とネタの中毒性が最高」「なんか胸が苦しくなって応援したくなった。なんだろうこの気持ち」といったコメントが送られ、アーティストとしての理想的なスタートを切った。 オリジナル曲第2弾「MAD TIME LOVE」(2019/12/26)は「P!NGPONG QUEST」と同じく、作詞を佐々木喫茶とピンキー、作曲を佐々木喫茶が手がけたアッパーチューン。ユーロビート系のド派手なトラック、“MAD TIME LOVE”が“真っ平(=貧乳)”に聴こえるサビ、“好きなものを好きって言っていこう!!”という超ポジティブなリリックがひとつになったこの曲には、彼女のキャラクター(大げさに言うと人生観)がはっきりと示されていると思う。 そして今年2月14日には1stEP「P!NGPONG QUEST」をリリース。「P!NGPONG QUEST」「MAD TIME LOVE」に加え、新曲の「チョコレイト弁当」、さらに3曲のリミックス「P!NGPONG QUEST (HIDEYA KOJIMA Remix)」「MAD TIME LOVE (ヒゲドライバー Remix)」「チョコレイト弁当(Misumi Remix)」も収録。ボカロP、アイドル系のクリエイターなど、才能とセンスに溢れた作家陣とともに、カラフルなポップワールドを体現している。 バラエティ系の動画や生ライブにおける彼女のキャラクターを活かしながら、エレクトロ系のダンストラックと歌手としての際立った個性を押し出した音楽活動は、これからが本番。新曲はもちろん、ソロライブやイベント参加にも大いに期待したい。 文 / 森朋之 ピンキーポップヘップバーン “ツンデレキャラ”“貧乳”というコンセプト。エレクトロ系のダンストラックと歌手としての際立った個性を押し出した音楽活動は、WHAT's IN? tokyoへ。

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