新潟はローカルファミレス天国!魚沼市の“ご当地ファミレス”で味わえるソウルフードの魅力
●新潟で愛されるローカルファミレスに突撃!どこかレトロで懐かしく、居心地のいい空間で味わう新潟のソウルフードとは?
魚沼市といえば、言わずと知れたコシヒカリの一大産地。豊かな水と土壌で育まれた地で収穫されるお米の美味しさは誰もが知るところです。そんな地域で昭和の時代から、今なお食文化の1ジャンルとして根付いているのが、何を隠そうファミリーレストラン。そう、おなじみファミレスです。 日本のミケランジェロ・石川雲蝶の作品を見る ファミレスと言っても、いわゆる大手チェーン店ではありません。地元の人が、「日常の食事はもちろん、記念日に家族で訪れたり、仕事仲間や知人との飲み会などでよく利用したりするコミュニケーションの場」と言う、魚沼市ならではの「ローカル・ファミレス」なのです。 そこでまず訪れたのが、田園地帯に延びる街道沿いの『レストラン モンブラン』。駐車場も広く、昔ながらのドライブイン的な雰囲気です。看板のデザインにも、どことなく昭和の感じが漂います。
そびえ立つヒレカツの威容とコシヒカリの旨さに圧倒!
昭和43年に開業したという『レストラン モンブラン』。店内にはテーブル席と小上がりが用意され、和の風情ある雰囲気です。小上がりに座ってメニューを見ると、丼ものからラーメン、さらにパスタまで、和洋中の料理がズラリ。どれも美味しそうで正直迷います。そんな中、ひときわ目を引いたのが、店名であるモンブランの如くヒレカツが堂々とそびえ立つ特製タレカツ丼! こちらをチョイスすることに。
オーダーすること10分弱、まずは圧倒されたのはその迫力。なんと地元産のコシヒカリがこれでもかと丼に盛られた上に、直径15cmはあろうかというヒレカツが3枚、横ではなく縦にそびえ立っています! 続いて脳裏をよぎったのが“果たして完食できるのか!?”という不安。ですが、タレカツ丼の香ばしい香りに後押しされ、とにもかくにもヒレカツにかぶりつきます。揚げたてのサクッとした軽快な食感とともに、甘辛くもやさしい出汁の味わいと豚ヒレの旨みが口中に広がります。すかさず銀シャリを口に。まさに絶妙なハーモニー。旨い! 思わずどんどん食べ進んでしまいます。