「パドレスがわずかにリードか」間もなく交渉スタートの佐々木朗希 “争奪戦”を前に米メディアはドジャース不利との見通しも
オフシーズンの一大イベントで、この男の去就が大きな話題となりそうだ。 メジャー挑戦を目指すロッテの佐々木朗希が、間もなくMLB各球団との交渉にはいると、米メディア『ESPN』が伝えた。現地時間12月9日(日本時間10日)から4日間にわたって開催されるウインターミーティングの期間中にポスティング申請される見込みだという。 【動画】日本人最速の165キロを記録!凄みを増した佐々木朗希のピッチングの映像 この一報が米国内で報じられるとスポーツサイト『FANSIDED』も反応し、現地時間12月7日(同8日)に佐々木の特集記事を配信。移籍先の候補を予想し、ジャイアンツ、カブス、メッツ、ドジャース、パドレスの5球団を挙げた。 同メディアは、ジャイアンツをダークホースに位置付けており、今季、今永昇太が活躍したカブスについては「日本人が成功できる球団」と評している。 さらに、3番手として挙げているメッツは、ローテーション強化が必須であるという理由から、「ササキはメッツのリストに入っていると考えられる」と指摘。また、「デビッド・スターンズは費用対効果の高い選手を好み、ササキのような投手は絶好の契約相手だ」として首脳陣の意向も読み解いている。 続けて、大谷翔平や山本由伸が所属する影響から、各種メディアで入団確実などとも伝えられているドジャースにも言及。「ササキの代理人が噂を否定するまで、すでに合意があるという話が広がるほどだった」として、これまでの経緯を振り返った上で、「“強豪”ではあるものの、形勢が変わってきているかもしれない」などと主張。「パドレスがわずかにリードしているという報道もあり、ドジャースが最有力と断言するのは早計かもしれない」と見解を示した。 そして、それらの米国内の反応も踏まえ、同メディアは佐々木の移籍先候補のトップとしてパドレスを挙げた。来季も優勝を狙える実力を備えており、南カリフォルニアを本拠としていることに加え、「ササキの友人でありメンターであるユウ・ダルビッシュがローテーションにいる点も大きい。また、オオタニとヤマモトがいるロサンゼルスに比べて、サンディエゴはスポンサー契約面での制約が少ない可能性がある」などと説いている。 移籍先の予想の他、佐々木の評価として、現在23歳であり獲得に巨額資金を必要としないことから、「スカウトたちの評価の通りエース級の活躍を見せれば、リーグ全体でもっとも価値のある選手になる可能性がある」と期待を寄せている。 いよいよ幕を開けようとしている、米球団による佐々木の「争奪戦」。今後進められる交渉など、一連の動向に注目が集まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]